「宇宙戦艦ヤマト2205」ED主題歌は平原綾香「愛は今も光」、宮川彬良・森雪之丞も参加
アニメ「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-」のエンディング主題歌が平原綾香「愛は今も光」に決定した。作・編曲を宮川彬良、作詞を森雪之丞が務めている。
「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」は、1979年に放送されたテレビスペシャル「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」をモチーフに全2章で描かれる完全新作アニメ。10月8日に劇場上映、Blu-ray特別限定版販売、デジタルセル配信で展開される。今回の楽曲について平原は「メロディと歌詞をいただいた時は思わず涙しました」と振り返り、「“壊れゆく世界 火も希望も凍る でも涙だけはあたたかい”というラストのフレーズからアウトロは、大切なものを見失いそうになるときに『いまは大変だけど、必ずいい未来が待っているよ』という、宮川彬良さんの父・ 泰さん、そしてヤマトの“未来”から、いまを応援しているメッセージのように感じられました」と印象を話した。
また作詞の森は「人間にとって一番大事な“心”や“愛”を歌いたい、大きなテーマですが、彬良さんのメロディはその言葉たちを受け止めてくれた。その中で生まれた詞です」とコメント。宮川は「僕から雪之丞さんには『大きなことを書いてください』というお願いをしました。雪之丞さんもそれに応じてくれて、『楽しみに待っていて下さい』と。その後受け取った歌詞を読んで初めて、自身のメロディの意味を知ったように思います」と語り、完成した曲を「三位一体の楽曲」と表現している。なお今回の発表に合わせて同楽曲のミュージックビデオも公開された。
平原綾香コメント
メロディと歌詞をいただいた時は思わず涙しました。
“壊れゆく世界火も希望も凍るでも涙だけはあたたかい”というラストのフレーズからアウトロは、大切なものを見失いそうになるときに「いまは大変だけど、必ずいい未来が待っているよ」という、宮川彬良さんの父・泰さん、そしてヤマトの“未来”から、いまを応援しているメッセージのように感じられました。
レコーディングでは父(平原まこと)に「女神がやさしく語りかけるような歌になったらいいね」と言われ、自分自身というよりも、その“未来”を知っている人たちが歌っているイメージを持ちながら挑むことができました。5年後、10年後にはまた違った光を放つ名曲が完成したと思います。
皆様にお届けできることがとても楽しみです。
森雪之丞コメント
いまこの時代に贈りだすヤマトという作品は、光を求めて旅に出る、“光”がイメージにありました。ヤマトにはたくさんのすばらしいメロディがあり、旅立ち、冒険、勇気など様々なテーマがある中で、彬良さんのメロディを聞いたときに、原点
にかえった詞を書きたいと思った。価値観が覆されるような世の中になってしまったけど、人がお互い気持ちを大事にして未来に向かうしかないんだ、とまさにイスカンダルに向かうヤマトクルーと同じような気持ちがあります。
人間にとって一番大事な“心”や“愛”を歌いたい、大きなテーマですが、彬良さんのメロディはその言葉たちを受け止めてくれた。その中で生まれた詞です。
大きなもの(テーマ)を歌うことは難しいけど、いまこの時代に“愛”であるということを照れずに、これからは“愛”が大事なんだと言っていてもいいと思う。そういう気持ちで困難を乗り越えていけたら。
宮川彬良コメント
打合せの際、僕から雪之丞さんには「大きなことを書いてください」というお願いをしました。雪之丞さんもそれに応じてくれて、「楽しみに待っていて下さい」と。その後受け取った歌詞を読んで初めて、自身のメロディの意味を知ったように思います。自分の子供に名前がついて帰って来たような、誕生したという感じ。
そこに平原さんの歌声が入り、まさに三位一体の楽曲が完成いたしました。
「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-」
2021年10月8日(金)より劇場上映
スタッフ
原作:西崎義展
製作総指揮・著作総監修:西崎彰司
監督:安田賢司
シリーズ構成・脚本:福井晴敏
脚本:岡秀樹
キャラクターデザイン:結城信輝
メカニカルデザイン:玉盛順一朗、石津泰志、明貴美加
音楽:宮川彬良
音響監督:吉田知弘
CGディレクター:後藤浩幸
アニメーション制作:サテライト
配給:松竹ODS事業室
キャスト
古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
真田志郎:大塚芳忠
アベルト・デスラー:山寺宏一
スターシャ:井上喜久子
土門竜介:畠中祐
徳川太助:岡本信彦
京塚みや子:村中知
坂東平次:羽多野渉
坂本茂:伊東健人
デーダー:天田益男
(c)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会