「ミステリと言う勿れ」風呂光聖子役は伊藤沙莉、原作は累計1000万部を突破

風呂光聖子役の伊藤沙莉。(c)フジテレビ

田村由美原作によるTVドラマ「ミステリと言う勿れ」の追加キャストが発表された。新人刑事・風呂光聖子(ふろみつせいこ)役を伊藤沙莉が演じる。

2022年1月よりフジテレビの月9ドラマとして放送される「ミステリと言う勿れ」。菅田将暉演じる天然パーマの大学生・久能整(くのうととのう)がマイペースに淡々と自身の見解を述べることで、身の回りで起こる事件の謎も人の心も解きほぐしていくさまが描かれる。伊藤演じる風呂光はもともと強い信念を持って警察官になるも、男社会の警察組織の中でいつまで経っても刑事として独り立ちできず、心が折れそうな日々を送っているキャラクター。とある事件をきっかけに整と出会い、その鋭い洞察力と観察力に強い感銘を受ける。

伊藤がフジテレビの月9ドラマに出演するのは、2011年に放送された「大切なことはすべて君が教えてくれた」以来11年ぶり、2回目のこと。整役の菅田とは「大切なことはすべて君が教えてくれた」でも共演している。伊藤は風呂光について「やる気はあるんですけど、最初は少しウジウジしたり、一歩踏み出せないところがあって“ハッキリしろよ!”と思われるみなさんもいらっしゃるんじゃないかな?でも、1話での整との出会いから、どんどん明るくなりますし、やりがい、生きがいも次々に見つけて行きます」とコメント。整役の菅田については「原作の絵として描かれている整も素敵なのですが、菅田さんが演じられることで“整という人間がそこにいる”というイメージになりますし、整に少し違う彩りが良い意味で加わっているのでさすがだなと思います」と称賛している。

また月刊flowers(小学館)で連載中の原作「ミステリと言う勿れ」が、電子版も含め累計1000万部を突破。そして第10巻が12月10日に発売されることも告知された。

伊藤沙莉(風呂光聖子役)コメント

私は刑事という役を演じたことがなくて、刑事だけでなく職業に就いている役をずっと演じたいと思っていたので、まずそれがシンプルにうれしかったです。風呂光はやる気はあるんですけど、最初は少しウジウジしたり、一歩踏み出せないところがあって“ハッキリしろよ!”と思われるみなさんもいらっしゃるんじゃないかな?でも、1話での整との出会いから、どんどん明るくなりますし、やりがい、生きがいも次々に見つけて行きます。あちこち必死に駆けずり回る風呂光はいじらしいというか、良い子だなと私は思うので、そんな姿を応援してください。

菅田将暉と共演して

原作の絵として描かれている整も素敵なのですが、菅田さんが演じられることで“整という人間がそこにいる”というイメージになりますし、整に少し違う彩りが良い意味で加わっているのでさすがだなと思います。また、整の言葉は特に、ドラマをご覧になって救われる人や改めて考えさせられる方がたくさんいらっしゃると思います。そんなセリフの一言、一言を大切に聞いて、見ていただくと沁(し)みる作品です。もちろん、全ての事件がハッピーエンドにはなりませんが、ものの捉え方を少し変えることで視野が広がったり、心が豊かになると思いますので、そういう面を感じながら作品に寄り添っていただけたらうれしいです

草ヶ谷大輔(フジテレビ第一制作部・プロデュース)コメント

原作を読んだ時から、風呂光役は伊藤沙莉さんしかいないと決めておりました。
私が初めて伊藤さんにお会いしたのは今から4年前でした。その独特な低音ハスキーボイスと、竹を割ったような濁りのない性格が印象的で、伊藤さんが演じてきたこれまでの役もどこか負けん気の強い、ボーイッシュなキャラクターが印象的でした。今回はそんな伊藤さんが女優キャリア初の刑事役に挑みます!
伊藤さん演じる風呂光聖子というキャラクターは、捜査一課という男性組織の中で、己の存在意義に悩み、葛藤しながらも、芯を持って逞(たくま)しく働く女性です。風呂光がもつ繊細さと大胆さを、子役の頃から培ってこられた伊藤さんの多彩な演技力で表現して下さっています。これぞ、“女優・伊藤沙莉”の真骨頂です!
菅田さんと伊藤さんは10年前の月9『大切なことはすべて君が教えてくれた』で共に生徒役として共演されており、お二人とも若手時代にオーディションで勝ち取ったそうです。今回の撮影で湾岸スタジオにいらっしゃった時、そんなお二人が当時を懐かしんでいる姿を拝見しました。今やドラマや映画に引っ張りだこの俳優に成長されたお二人をお迎えして、また同じ湾岸スタジオから傑作を生み出せることを幸せに思います

ドラマ「ミステリと言う勿れ」

放送日時:2022年1月より毎週月曜日21:00~21:54

スタッフ

原作:田村由美「ミステリと言う勿れ」(小学館「月刊flowers」連載中)
脚本:相沢友子
プロデュース:草ヶ谷大輔、熊谷理恵
演出:松山博昭、品田俊介、相沢秀幸
制作・著作:フジテレビ 第一制作部

キャスト

菅田将暉、伊藤沙莉ほか