許斐剛「新しい世代にリョーマのカッコよさを知ってほしい」新作映画への思い

劇場アニメ「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」完成披露試写会より。

許斐剛が原作・製作総指揮を務める劇場アニメ「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」の完成披露試写会が、本日8月21日に東京・TOHOシネマズ六本木で行われた。

9月3日より、本編の一部が異なる「Decide」「Glory」の2タイプが上映される「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」。全国大会決勝戦後にアメリカへとテニスの武者修行に渡った越前リョーマを描く、「テニスの王子様」シリーズ初のフル3DCGアニメだ。イベントには許斐、監督を務める神志那弘志、越前リョーマ役の皆川純子が登壇した。

イベントは皆川の「みんな楽しかった?」という問いかけに、観客が大きな拍手で応えてスタート。許斐は「私にしかできないものを作りたいと思っていました」「新しい世代の人たちに『テニスの王子様』という作品を、そして、主人公であるリョーマのカッコよさを知ってもらいたいと思ったので、初の試みである3DCGでやろうと思いました」と述べた。また神志那監督は3DCG作品を作ることに当初はプレッシャーを感じたことを語りつつ、オリジナルストーリーということを聞いてからは「俄然燃えてきまして、面白いものを作ろう!と思いましたね」と熱い思いを抱いたことを明かす。皆川は作品について「先生は再び斜め上の新しいことに挑戦するんだ!」と思い、気合が入ったことを告白。ほかにも3人は制作エピソード、許斐が新曲のすべてを作詞・作曲している劇中歌などの音楽、「Decide」と「Glory」の2タイプ上映についてトークを展開した。

さらに許斐先生の「サプラ~イズ!」という発声とともに、新情報が発表に。これまでのキャラクターソングの人気曲メドレーが原作のマンガやイラストとともに視聴できる「シアター☆テニフェスpetit!(プチ)」が、本編上映後に流れると明かされる。「Decide」「Glory」それぞれのタイプで本編上映後に流れるメドレーのバージョンも異なり、イベントではその中の1曲「Love Festival」が披露された。

そしてイベント終了かと思われたそのとき、またも「サプラ~イズ」という声が。ここで芸人・四千頭身の3人が、青春学園のジャージ姿で登場する。四千頭身の1人である都築拓紀は「ぼくは『テニプリ』の大ファンなんです。今日は完成披露試写会があると聞きつけて、この場に来ました!後藤(拓実)と石橋(遼大)も一緒に四千頭身として『リョーマ!』を盛り上げたい」とステージで宣言。その意気込みや“テニプリ愛”を許斐、神志那監督、皆川の前でアピールし、「リョーマ!公式応援団」として活動することを認められていた。

(c)許斐 剛/集英社 (c)新生劇場版テニスの王子様製作委員会