羽海野チカ原作による実写映画「3月のライオン」後編の特別試写会が、本日4月13日に東京・スペースFS汐留にて開催された。
会場には主人公・桐山零役の神木隆之介、零が通う高校の教師・林田高志役の高橋一生、川本ひなた役の清原果耶、大友啓史監督が登場。初めにマイクを握った神木は、「皆さんこんにちは。今日は暖かい、ぽかぽかした日で……」と挨拶する。ほんわかとした口調に会場から笑いが起きると、「え、天気合ってるよね!?」と慌てる神木。それに便乗した高橋も「今日は非常にぽかぽかしていますね」と挨拶をまねてみせ、イベントは和やかな雰囲気でスタートする。
後編を観た人の感想を聞いたか、という質問に神木は「試写会で見た友達からもすごくよかったと。東出(昌大)くん……でっくんもとってもよかったと言ってくれてうれしいです」とコメント。神木は東出の自宅にも訪れたそうで、「この映画で将棋を教えてくださってた方もでっくんと知り合いで。3人で将棋の話をしたり、指したりしました」と明かしつつ、東出の腕前について「本当に強くて」と話した。
神木は撮影中のエピソードとして、高橋がカップ麺を食べるシーンが多かったことを挙げる。「監督が何度も長回しで撮影するので、すごい量を食べていらして」とねぎらうように話すも、高橋は「スタッフさんがカメラの向こう側で、常にカップ麺の替え玉を用意していて(笑)。でもカップ麺大好きなんで期待してました」と余裕の表情。それを受け神木は、「一口が大きかったですよね!」と感心した様子で声をかけた。
中盤、現在15歳の清原に高橋がアドバイスを送る一幕も。その後、神木が「もし15歳の頃の自分に会えるなら『モテたいって言ってるうちはモテないぞ』って言ってやりたい」と発言すると、清原は即座に「勉強になりました!」と感謝した。
ここで高橋は「3月のライオン」について、「神木さんが『劇中で桐山の目が鮮やかになっていく』とおっしゃっていた。向き合って、対決していくことって、ある意味自分を生かしていることなんだな、と桐山は無意識に気づいていくんでしょうね」と見解を述べる。続けて「戦いというものすらも自分を生かす。自分は人生に愛されていると感じていく」と語りながら、「いま先生みたいな喋り方ですが(笑)」と会場の笑いを誘った。
前編では棋士たちの対局が中心に描かれていた「3月のライオン」。後編について、神木は「後編は女性も戦ってるなという印象です」と述べる。大友は「みんな自分の大切なものを見極めて戦おうとしていく。心の中に秘めたライオンたちが後編で姿を現しますよ!」と期待を煽り、イベントは幕を閉じた。
映画「3月のライオン」は前後編2部作で公開。前編は上映中で、後編は4月22日より全国にて上映される。
(c)2017 映画「3月のライオン」製作委員会