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吉沢亮が好きなヒロアカのキャラは?山下大輝とのアフレコは「泣きそうでした」

堀越耕平原作による劇場アニメ「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」のイベント「ワールドファンミーティング」が、本日7月19日に開催された。

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」は、“個性”を持つ者の殲滅を目論む謎の集団・ヒューマライズが世界各国に仕掛けた爆弾から人々を救うため、全世界のプロヒーローと、デクら雄英高校ヒーロー科の生徒が奮闘する物語。「ワールドファンミーティング」には緑谷出久役の山下大輝、爆豪勝己役の岡本信彦、轟焦凍役の梶裕貴、フレクト・ターン役の中井和哉、ピノ役の林原めぐみ、ロディ・ソウル役の吉沢亮が登壇した。

中井、林原というベテランとの共演について山下は「すごいですよね。プレッシャーというか、がんばらないとすぐ食われてしまうなと」とコメント。中井は自身がフレクトという敵<ヴィラン>を演じることを踏まえて、開口一番に「本当……ごめんなさいという感じ。もっとすごい人と戦いたかったよね!」と謝る。岡本からすかさず入った「“声優界のキングカズ”が何を言いますか!」というフォローには「それはイジってる!」とツッコミを入れつつ、中井は「劇場版の悪役にはもっとすごい重鎮が来るものなの……それが俺だよ?」と自虐。「でもこの作品を観てみると、(フレクトには)中井っぽさがあると感じてもらえると思いますので」と続けた。また林原演じるピノは吉沢演じるロディのバディを務める鳥で、台本に書かれたセリフは「ぴー」だけだったとのこと。林原は「スタッフには『ぴーって読まなくてもいいんだよね? 自由に演じていいんだよね?』と話して、自由にやらせていただいてます」と収録について明かした。

「ヒロアカ」ファンだという吉沢はオファーを受けたときの気持ちについて「やっと来たかと。そのためにヒロアカ愛を語ってきたと言っても過言ではないので」と振り返る。また岡本に好きなキャラを聞かれると「難しいんですけど……爆豪は本当にめちゃくちゃ好きですね! 僕は爆豪とミリオが好きなんですよ!」と熱く語った。アフレコでは山下と一緒だったとのことで、「ずっと隣からデクの声がして泣きそうでした」としみじみ。山下が「もう吉沢さんが一言しゃべった瞬間に『ロディがいる!』とビビっときて。すっごく楽しく掛け合いができました」と言うと、吉沢も自身の演技について「作品に馴染めるよう、やるだけのことはやれたかなと思います」と話した。

そしてここで、世界15カ国のファンによる応援メッセージが上映される。映像を見た梶は「泣きそうになりますね。人と人が会うことが難しい昨今、作品が世界中の人をつないでいる。キャラクターがヒーローになって、いろんな人の心を救ってくれてるんだなと感じて、うれしいですね」と笑顔。また中井は敵<ヴィラン>役らしく「こんなにいっぱいの人から嫌われるんだと思うとゾクゾクしますね」と言い、会場の笑いを誘った。

「僕のヒーローアカデミア」の魅力について山下と吉沢が聞かれる場面も。山下は「たくさんのキャラクターがそれぞれの“個性”について『自分や世の中のために役立てるにはどうすればいいんだろう』と模索して、決意して、選択していく。その姿を見ていて『もしかしたら自分にもこんなことができるかも』という勇気やパワーをもらえるのが『ヒロアカ』の魅力」と語る。また吉沢は「登場するヒーローにヒーローながらも人間臭さがあって、リアルで、応援したくなる。自分が目指しているヒーロー像に真摯に向き合っている姿に勇気をもらえるんです」と話し、「今作についていえば、ロディはヒーローに助けてもらう側のキャラクターなので、ロディ目線でヒーローを見ることで、彼らのヒーロー然とした姿が際立つ構図になっています。ヒーローの見え方が今までの『ヒロアカ』とは違う形になるんじゃないかと思っているので、そこが多くの人に注目してほしいポイントですね」とアピールした。

最後には山下が「ずっと『ヒロアカ』を観てくださっている皆さんには、劇場アニメを1作目、2作目、3作目と積み重ねてきたからこそ感じられる感動があるはずです。そして新しいファンにとってはロディの目線で『こんなヒーローたちが戦っているんだ』とフレッシュな気持ちで楽しめる作品になっているのではないかと思います。皆さん公開されたら、ぜひたくさん足を運んで、楽しんでもらえたらうれしいです」と呼びかける。そして登壇者一同による「Plus Ultra!!」というお馴染みの掛け声で、イベントは締めくくられた。「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」は8月6日に全国東宝系で公開される。

(c)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (c)堀越耕平/集英社