「東リベ」吉沢亮&山田裕貴が浴衣で登場、こだわりぬいたビジュアルの裏話語る
和久井健原作による実写映画「東京リベンジャーズ」の大ヒット御礼舞台挨拶が、本日7月17日に東京・新宿ピカデリーにて実施され、マイキーこと佐野万次郎役の吉沢亮、ドラケンこと龍宮寺堅役の山田裕貴が登壇した。
浴衣姿で本日のイベントに登場した2人は、まず本作が公開3日間で興行収入約7億円の好スタートを切り、2021年に公開された実写映画の週末オープニングの観客動員および興行収入で1位を獲得したことについてコメント。吉沢は「こんな素晴らしいことないですよ。撮影当時はコロナがあって撮影が飛んだり、公開時期もズレたりしたけど、不安な中みんなでがんばってきて。その間にアニメも人気になり、苦しい思いして負けずにやってきた分、追い風がきてるなって。リベンジャーズだな、俺ら」と心境を語った。
まずは、原作を再現することにこだわったというビジュアル面についてトークする。山田は「(側頭部を)剃らなきゃなっていうのは最初からありました。この作品のキャラはこのビジュアルが重要だったりするので、ドラケンのここに髪があったらドラケンじゃないし、そのせいで作品を観たくないって人も出てきちゃうなと思って」と、原作に寄せることからのスタートだったと明かす。また先日公開された“断髪式動画”にも反響があったと語り、「(自分が)ただ変わっていくだけの映像なんですけど、一連を撮ってもらっていて。スタッフさんたちの愛を感じました」と述べると、吉沢も「前髪をちょいちょいって垂らしてるのがかわいかった」と感想を挟む。
また吉沢は「ビジュアルを合わせることで役に馴染んでいくんです。僕(の金髪)はカツラでしたが、この間場面写真が公開された黒髪マイキーのほうに注力しました」と語る。さらに学ランを肩にかけるマイキーの着こなしについて「あの状態でお芝居するの難しいんですよ。どうしたって落ちるので。どうにか落ちないように肩を上げながらやりましたけど(笑)」といった苦労話も披露した。
さらに話はアクションシーンについて及ぶ。マイキーのハイキックについて、吉沢は「映画では原作のマイキーよりもアクロバティックというか、カポエラみたい動きをやったり。長内役の湊(祥希)さんは身長も高いので、あの頭までどうやって後ろ回し蹴りを届かせるか、かなり練習しました。バキバキに身体硬いので(笑)」と振り返る。また山田は、「マイキーとドラケンって原作ではもうちょっと身長差があるので、15センチぐらいインソール入れてたんです。だからドロップキックのシーンは結構大変でした。ブーツが重くて」と苦労があったと述べ、「本当は体をひねりながら飛び蹴りしたかったけど、本番はそのまま突っ込んでしまって……。やり直したかったんだけど……」と悔しさをにじませた。
またプライベートでも仲が良いという2人は、出会ったときの印象やその後の印象の変化、さらに「山田くん」「亮」というお互いの呼び名についてのエピソードも披露し、息の合ったやり取りで観客を盛り上げた。山田は映画について「約1年半経ってようやく公開できて、皆さんに楽しんでいただける作品になっている。そこに参加できていることに喜びを感じてます。先ほどはビジュアルの話をしましたけど、みんなの心も熱いので、そこも観ていただければ」と述べる。そして吉沢が「シンプルに泣けて熱くなれる、こういうどストレートな映画は近年なかなかないんじゃないかな。手前味噌でございますけど(笑)、本当に面白い映画になってると思いますので、皆さんと一緒に盛り上げていけたらなと思います」と語り、本日のイベントを締めくくった。
(c)和久井健/講談社 (c)2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会