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伊藤潤二「首吊り気球」無料公開、空に浮かぶ“巨大な人の顔”の話題を受けて

伊藤潤二の短編「首吊り気球」が、本日7月16日から18日までマンガサイト・ソノラマ+で無料公開されている。

これは本日、東京・渋谷の上空に巨大な人の顔を模したバルーンのようなものが浮き上がり、それに関するニュースを見た人々がネット上で「(伊藤潤二の)首吊り気球のようだ」と話題にしたことを受け、ソノラマプラスが「皆さんがこのニュースを見て『首吊り気球』のようだと言ってくださっているのを見ました」「そこで編集部でも検討し、7/18まで無料公開します!」と、伊藤の快諾を経て公開に進めたもの。バルーンのような巨大アートは、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京が主催する、芸術・文化の祭典「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」のプロジェクトのうちの1つで、現代アートチーム・目[me]が企画する「まさゆめ」の作品として制作された。作品は目[me]のアーティストである荒神明香が中学生のときに見た夢から着想を得たもので、年齢や性別、国籍を問わず世界中から広く“顔”を募集し、選ばれた「実在する1人の顔」を東京の空に浮かべるプロジェクトとして進行された。浮上した顔の大きさはおおよそビル6~7階分。顔のモデルや浮上方法は作家の意向により非公開とされている。顔の向きが変わる可能性はあるが、固定の場所にて本日20時まで断続的に浮上している予定だ。

そのほか朝日新聞 Arts & Cultureの公式YouTubeチャンネルでは、「オンライン漫画朗読会」として「首吊り気球」のムービーコミックを公開している。

※目[me]のeはアキュートアクセント付きが正式表記。