鉄道写真家・南正時が昭和40年代のアニメ制作現場について回顧した書物「昭和のアニメ奮闘記」が、本日6月17日に発売された。
当時、現在のシンエイ動画であるAプロダクションの社員として、大塚康生、高畑勲、楠部大吉郎といったアニメーターとともに仕事をしていた南。「昭和のアニメ奮闘記」では同社が「ルパン三世」第1期や「巨人の星」「アタックNo.1」などのアニメ作品を手がけていた頃の様子が、南により撮影された当時の写真とともに振り返られている。またAプロダクションをモデルにした会社が登場する、NHKの連続テレビ小説「なつぞら」との共通点について触れた箇所も。そのほか大塚が撮影した写真や、南が関わってきたAプロダクション内外のアニメーターたちについて綴った文章が収録された。