横槍メンゴが表紙担当、書店の店主が客人の痛みを本で癒す“読書療法”小説
横槍メンゴが表紙を手がけた、坂上秋成の小説「紫ノ宮沙霧のビブリオセラピー―夢音堂書店と秘密の本棚―」が本日5月28日に発売された。
同書は洋館めいた書店・夢音堂書店の店主である紫ノ宮沙霧を軸に描く“読書療法(ビブリオセラピー)”小説。客人たちに“その人だけの本”を差し出していく彼女は、日常の繰り返しに飽き飽きしていた青年、書けない小説家、大好きな先輩との恋に夢中の一見幸せそうな少女らの心の底にある切実な痛みを癒していく。
坂上秋成コメント
本を愛するすべての人に届けたい。
その思いで書き上げた一冊です。
私たちが生きる世界は時におそろしく、時につらい現実を運んできますが、その先に広がっているやさしさもある。
それをつかまえたいと思いながら、本書を執筆していました。
すべての章におどろきを詰め込んだつもりです。
あなたの心に刺さる本になっていれば、本当にうれしい。