Webマンガを対象とした投票型企画「WEBマンガ総選挙」の結果が発表された。一般部門の1位にはふじた「ヲタクに恋は難しい」、インディーズ部門の1位には久世岳「うらみちお兄さん」が選ばれた。
「ヲタクに恋は難しい」は、隠れ腐女子のOL・桃瀬成海と、ルックスがよく有能だが重度のゲームオタクである二藤宏嵩ら、オタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディ。Webマンガサイト・comic POOLにて連載されており、単行本は4巻まで刊行。2018年4月よりテレビアニメ化されることが決定している。
一方の「うらみちお兄さん」は、教育番組「ママンとトゥギャザー」に体操のお兄さん・表田裏道を描くコメディ。一見、爽やかな裏道だが、実はちょっと情緒不安定気味で、純粋な子供たちを相手にしんどさをアピールしたり、独身アラサーのつらさを吐露したりと大人の本音を垣間見せてしまう。こちらもcomic POOLにて連載されており、単行本1巻は9月27日に発売予定だ。また先日発表された「第3回 次にくるマンガ大賞」のWebマンガ部門でも1位を獲得している。
一般部門の2位にはRENA「雷神とリーマン」、3位にははくり「幸色のワンルーム」、4位には泥川恵「ゆるお先輩とわたし」、5位には春園ショウ「佐々木と宮野」が選出。またインディーズ部門の2位には、タダノなつ「ゆくゆくふたり」、3位には麦芋「元カレが腐男子になっておりまして。」が選ばれている。
「今もっとも愛されているWebマンガ」をコンセプトに創設された同賞は、ピクシブと日本出版販売による協同企画。Webが初出で9月9日までに書籍化されたマンガを対象に、一般部門とインディーズ部門の2部門に分けてユーザー投票を行い、そのポイント結果で選定された。
上位入賞作品は、9月11日より全国1300以上の書店でキャンペーンが行われるほか、1位から5位の受賞作品は、JR新宿駅改札内北通路の巨大看板に掲載される。また看板を覆うかたちで、1位から5位の作品が読める3000部の小冊子を設置。この小冊子は、自由に持ち帰ることが可能だ。その他、キャンペーンの詳細は公式サイトにて確認を。
WEBマンガ総選挙結果
一般部門
1位 ふじた「ヲタクに恋は難しい」(79,366P)
2位 RENA「雷神とリーマン」(44,307P)
3位 はくり「幸色のワンルーム」(34,534P)
4位 泥川恵「ゆるお先輩とわたし」(32,018P)
5位 春園ショウ「佐々木と宮野」(31,275P)
6位 星海ユミ「ヤンキーショタとオタクおねえさん」(28,314P)
7位 久世岳「トリマニア」(23,754P)
8位 りべるむ「そうしそうあい」(17,078P)
9位 iko「テラモリ」(15,375P)
10位 北大路みみ「On the way to Living Dead」(13,731P)
インディーズ部門
1位 久世岳「うらみちお兄さん」
2位 タダノなつ「ゆくゆくふたり」
3位 麦芋「元カレが腐男子になっておりまして。」