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「あの花」茅野愛衣と早見沙織が大人のじんたんたちに大興奮、10周年の夢語る

TVアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」10周年を記念したトークイベントが、「AnimeJapan 2021」にて去る3月28日に行われた。

2011年にフジテレビ「ノイタミナ」枠ほかにて放送された「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。イベントにはめんまこと本間芽衣子役の茅野愛衣、つるここと鶴見知利子役の早見沙織が登壇した。

冒頭、茅野が「アニメが放送されたのは2011年の4月。まもなくエンディング主題歌『secret base ~君がくれたもの~』の歌詞通り“10年後の8月”が近づいてまいりました」と告げたのをきっかけに、2人は10年前を思い返していく。茅野は「10年前のはやみんは、未成年だったね。『しっかりしてる10代だな』と思ってた」と当時の早見に対する印象を述べ、早見からの「愛衣さんは初めてヒロインを演じたのが『あの花』でしたよね?」という質問には「そうそう。すごくいろんなことを体験させてもらった作品でした」と答えていた。

続いてイベントはこれまで公開されてきた「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」関連のビジュアルを振り返っていくコーナーに移る。まず旧秩父橋に超平和バスターズの6人が集っているアニメの第1弾キービジュアルを観た2人は「懐かしい!」と感慨深げな様子だった。また星空のもと、めんま以外の5人が同じ方向を見つめて笑っている姿が描かれた劇場版のBlu-ray&DVDジャケットについては、茅野が「私、このジャケット大好き」と一言。「このビジュアルにはめんまがいないんだけど、みんなが同じところに目線を向けながら、めんまを思ってくれているのかなって。最近の言葉で言うと“エモい”ってやつですね。この言葉は『あの花』にこそふさわしい言葉かも」と話した。

歴代ビジュアルについてのトークが終わった後、ここで「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」10周年のキービジュアルが公開される。キャラクターデザイン・総作画監督を担当した田中将賀によって、10年後の超平和バスターズが描かれた。2人は大人になったじんたんたちに大興奮の様子で「つるこがめちゃくちゃ大人な美女になってる!」「ゆきあつもすごい大人になってる」「じんたんの帽子ってお父さんが被ってた帽子だよね」と口々にコメントする。そしてTVアニメの第1弾キービジュアルと同じ構図ということに気づいた早見は「うわー、オマージュしてるー!」と涙目。茅野も各キャラクターの衣服や装飾品が勿忘草(わすれなぐさ)をモチーフにしていることに触れながら「『めんまのことを忘れないよ』ってことなのかな」と目を潤ませていた。

さらに10周年を記念した新プロジェクトが展開されることも明らかに。早見がプロジェクトの発表を受けて「我々にも『こういうことをやってみたいな』という欲が出てきますよね」と言うと、茅野は同意しながら「『あの花』10周年のラジオを私とはやみんの2人でやるとか」「アニメ公式サイトで、毎日めんまの一言を届ける『きょうのめんま』っていう企画をやってたよね。あれを『きょうのつるこ』『きょうのあなる』『きょうのじんたん』『きょうのゆきあつ』みたいな感じで、全員分やってほしい」と提案する。また早見も「私は10周年キービジュアルのみんながどういうふうに動いて、どういうふうにしゃべって、どういうふうに生きているのかを見たい。ドラマCDでもアニメーションでもいいから、みんなで掛け合いできたらいいな」と希望を語った。

次々にアイデアを出して10周年のプロジェクトに夢を膨らませていた2人だが、やがてイベントの終了時刻が迫る。最後に早見は「10年経ってもこうして皆さんとともに感動を分かち合えることはすごく幸せなことですし、今日発表されたいろんな展開には、期待に胸が膨らんでいます。早くまたつることして声を発したいし、この作品により深く関わっていきたいなと思いました」とコメント。茅野が「今日10周年のキービジュアルを観て、『あの花』についてやりたいことって、まだあるなと思いました。めんまも『まだやりたい』って言ってる気がします。今年は私たち超平和バスターズについてきてください」と視聴者に呼びかけ、イベントは閉幕した。

(c)ANOHANA PROJECT