「珈琲いかがでしょう」OPテーマは小沢健二「怖いくらいテーマが似ていた」

小沢健二 (c)新津保建秀

コナリミサト原作によるドラマ「珈琲いかがでしょう」のオープニングテーマが、小沢健二の新曲「エル・フエゴ(ザ・炎)」に決定した。

「エル・フエゴ(ザ・炎)」は3月9日にリリースした「ウルトラマン・ゼンブ」に続く、小沢の3カ月連続シングルリリースの第2弾にあたる作品。小沢は「『珈琲いかがでしょう』と『エル・フエゴ』は、怖いくらいテーマが似ていた」「もしドラマのために曲を作っていたら、ここまで強烈にシンクロはしなかった気がします。別々の空間で、意識せずに生まれたから、4月から一話一話共振していく『珈琲』と『フエゴ』の、美しい関係が生まれたと思っています」と語っている。なお小沢がドラマのテーマ曲を担当するのは25年ぶり。

さらに放送では話数によって「エル・フエゴ(ザ・炎)」の使われる箇所が変わるという。小沢は「ドラマの打ち合わせでお話ししたのですが、最近ネトフリ等には『Skip Intro』ボタンが付いています。ということは、オープニングは今や、スキップされるもの。そこでオープニングテーマの形を(おそらく毎回)変えていこうと思っています。めっちゃめちゃな回もあったら素敵です。スキップした人は気がつかない。笑」とコメントを寄せた。

ドラマ「珈琲いかがでしょう」は、4月5日にテレビ東京系で放送開始。

小沢健二コメント

武道館での一人コンサートのために『エル・フエゴ(ザ・炎)』を書き終わった頃にこのドラマのお話をいただき、原作漫画を読み進むにつれて、本当に驚きました。『珈琲いかがでしょう』と『エル・フエゴ』は、怖いくらいテーマが似ていたからです。
どう似ているかは、ある日ドラマを見ているあなたに「あっ!」とわかり、ドラマ終盤、あなたはきっと(ピー:機密保持のため伏字)でしょうし、僕もきっと(ピー)でしょう。考えてみると、もしドラマのために曲を作っていたら、ここまで強烈にシンクロはしなかった気がします。別々の空間で、意識せずに生まれたから、4月から一話一話共振していく『珈琲』と『フエゴ』の、美しい関係が生まれたと思っています。
真実は共振する。
そして、ドラマの打ち合わせでお話ししたのですが、最近ネトフリ等には「Skip Intro」ボタンが付いています。ということは、オープニングは今や、スキップされるもの。そこでオープニングテーマの形を(おそらく毎回)変えていこうと思っています。めっちゃめちゃな回もあったら素敵です。スキップした人は気がつかない。笑
『エル・フエゴ』という曲は、7歳長男の発案から生まれたものです。今月始まった3ヶ月連続シングルの第一弾『ウルトラマン・ゼンブ』が4歳次男の発案であるのと、文字どおり兄弟作です(『エル・フエゴ』は第二弾)。子どもを題材にするのではなく、子どもの時空に入りこんで一緒に書く、という手法です。それがなぜ『珈琲』と共振するのか? それは(ピー)は(ピー)であり、(ピー)だからです!
役者、制作陣も最高。ドラマ、一回も見逃すのはナシです。No Skip Introで!

TVドラマ「珈琲いかがでしょう」

放送日:2021年4月5日(月)23:06~
放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送

スタッフ

原作:コナリミサト著「珈琲いかがでしょう」(マッグガーデンコミックスEDENシリーズ)
監督・脚本:荻上直子
監督:森義隆、小路紘史
制作:テレビ東京/アスミック・エース

キャスト

中村倫也、夏帆、磯村勇斗、光石研 ほか