「新テニスの王子様 氷帝vs立海」諏訪部順一、永井幸子が語る前篇の注目ポイントとは
許斐剛がマッチメイクを完全監修した新作オリジナルアニメ「新テニスの王子様 氷帝vs立海 Game of Future」前篇の上映イベントが、去る2月13日に東京・新宿ピカデリーで行われた。
「新テニスの王子様 氷帝vs立海 Game of Future」ではU-17W杯後を舞台に、跡部財閥が湘南に新設したテニスコートでのエキシビションマッチとして、跡部景吾率いる氷帝学園中等部と、幸村精市率いる立海大附属中学校が対決。原作でも描かれていないドリームマッチが繰り広げられる。前篇はU-NEXTにて独占配信がスタート。イベントでは前篇の上映前に舞台挨拶が実施され、川口敬一郎監督、跡部景吾役の諏訪部順一、幸村精市役の永井幸子が登壇。MCは河村隆役の川本成が務めた。
いよいよマッチメイクの内容が明かされることについて川口監督は、ファンにどう受け止められるかドキドキしているが、許斐とのやり取りの間で生まれた意外な組み合わせに期待してほしいと自信を覗かせる。またこれまでの跡部の戦歴を振り返ったという諏訪部は、跡部が自分の力で勝ったと思えるのは日吉若との試合だけだったと告げる。永井は彗星のごとく現れた新キャラクター・玉川よしおと、幸村の会話を心待ちにしていたことを明かした。
アフレコ現場での様子を聞かれると諏訪部は、コロナ禍の状況もあり1人で収録に挑んだが、自分の耳には氷帝コールが聞こえた気がしたと冗談交じりに振り返る。川口監督も、1人でも対戦試合をしているようだったと同意。永井は真田弦一郎役の楠大典、柳蓮二役の竹本英史と3人で、勝ちたいねと言いながら前篇の収録現場に立ったことを話した。
注目すべきポイントを尋ねられた諏訪部は、冒頭から楽しめると宣言。永井はキーパーソンとして登場する丸井ブン太の活躍と、彼が試合中に噛むガムの透明度に着目してほしいと語り、観客の笑いを誘う。次に氷帝エタニティと立海ヤング漢が歌う前篇のエンディングテーマ「ONE and ONLY」が話題にのぼると諏訪部は、アクの強いキャラクターが競い合うように歌っていて、いい意味で混ざってないのが聴きどころだと語り、川口はエンディングテーマの入りがとてもカッコいいので、そこも注目してほしいと伝えた。
さらにイベントでは「新テニスの王子様 氷帝vs立海 Game of Future」後篇の公開日も発表に。前篇と同様、4月17日からU-NEXTで独占配信される。制作の真っ只中だという後篇について川口監督は、新たに展開される必殺技への手応えを語った。
最後の挨拶で川口監督は、今回は配信がメインということで、ぜひ何度でも観てほしいとアピール。永井は困難な状況でも、未来に立ち向かっていこうとする立海の様子を楽しんでくれたらと締めの言葉を残し、諏訪部は主役の青学が不在でも作品が成り立つのはファンが応援してくれるおかげと感謝の気持ちを表したのち、跡部の決めセリフを交えてファンにメッセージを贈った。
(c)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト