「えんとつ町のプペル」には窪田正孝のアドリブが満載、監督はTwitter始める

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4年 ago

劇場アニメ「映画えんとつ町のプペル」の初日舞台挨拶が本日12月25日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、キャストの窪田正孝、芦田愛菜、小池栄子、大平祥生（JO1）、製作総指揮・原作・脚本を務める西野亮廣、監督の廣田裕介が登壇した。

「映画えんとつ町のプペル」は煙突だらけで黒い煙に覆われた“えんとつ町”に生きる、親を亡くした少年・ルビッチと、ハロウィンの夜に彼のもとに現れたゴミ人間・プペル、2人に訪れた奇跡を描く物語。アニメーション制作はSTUDIO4℃が担当した。プペル役の窪田は、できあがった作品を「本当に何回でも観られる作品」と絶賛。さらに「愛菜ちゃんが素晴らしすぎて。僕はもう頭が上がりません」と頭を下げる。続けて芦田が「プペルとルビッチの関係が素敵で、私も友達を大事にしたいし、友達にとってそんな自分でありたいなと考えさせられました。窪田さんと一緒に演じさせてもらったおかげで、私自身もすごくルビッチの気持ちに入り込めて。窪田さんが（私を）ルビッチにしてくださった」と話すと、窪田は「おっしゃっていることすべてが完璧じゃないですか!?」と感嘆の声を上げた。

そんな2人のやり取りを見て、西野は「ルビッチとプペルがこの2人で本当によかった」と語る。「2人は根がルビッチとプペル。芦田さんはルビッチだし、窪田さんは“ゴミ人間”だし……」と続けると、窪田が「僕はゴミなんです！」と言い、笑いが起こる一幕も。ルビッチの母・ローラを演じる小池は「ルビッチとプペルを見ていたら、私っていつから夢を語らなくなったんだろう？と考えたり。自分で限界を作っていたなと2人に教えてもらえて、出会えてよかったと思える映画でした」と感想を口にする。また「スタジオの全員が泣いた」というローラのとあるセリフについて、西野は、「『小池さんだったらこういうだろうな』ってセリフを書いたんです」とあて書きであることを明かした。

声の演技に初挑戦した大平は「めちゃくちゃ難しかったんですけど、西野さんが助けてくださりなんとか終わって。達成感やホッとした気持ちがありました」と回想。西野は「どんなリクエストをしても全部誠実に向き合っていただいて、最高でした」と絶賛し、廣田監督も「こちらの注文にガンガン応えようとしてくださって、本当に根性がある方。素晴らしかったです」と大平を称えた。また窪田も西野とやりとりをしながら役を作っていったという。西野は「ゴミ人間（の演技）って正解や相場がないので、全員わからないままスタートして、みんなで探っていく中で、窪田さんが正解を出してくださった」と語る。さらに窪田のアドリブもたくさん盛り込まれているということで、「これが本当におもしろくて。窪田さんに救われてるんですよ」とアピールした。

イベントでは2021年にチャレンジしたいことを発表するコーナーも。廣田監督は「Twitter」と答え、「西野さんに広報活動をすごくやっていただいているので、僕も何かできることがあったらやりたいなと思いまして、昨日始めました」と西野からの影響を語る。一方の西野は「来年はYouTuberに。“ニシサック”として2021年1月1日からがんばります」と宣言。大平は「ワサビを食べれるようになる」、小池は「体力づくり」、芦田は「ラジオ番組で葉書を読んでもらう」と答えていくが、西野から「地味！」とツッコミが飛ぶ。最後の窪田はプレッシャーを掛けられる中、小池に「言い方じゃない？」とアドバイスを受け、非常にいい声で「キャンプ」と回答。窪田は「サバイバルに強くなりたい。自然の中でも生きていけるように。きれいな星とか見ちゃったりして、温かいお茶飲みながら」と声を弾ませた。

最後に芦田は「できないと決めるのは自分だけど、挑戦すると決めるのも自分。一歩踏み出してみようかなと思えたので、皆さんもそういう気持ちになってもらえたらうれしいです」と語りかける。窪田は「2020年は誰も予期せぬ事態になったと思いますが、ルビッチが言うように、信じる力って本当にすごい。誰かに会いたいとか、どこかに行きたいとか、皆さんが信じたいことは、絶対いつか実ると思います。そういうふうに背中を押してくれる作品なので、1人1人に届けばいいなと思っています」とコメント。西野は「朝からTwitterのタイムラインを検索してますが、どの劇場でも上映後に拍手が起きていると。作り手としてはその音を聴けたら『もういっちょがんばろうか』ってなるので、拍手がいただけたらうれしいです」と呼びかけた。