集英社による新たなマンガ賞「MILLION TAG」が開催決定。本日12月22日より、「MILLION TAG」の公式サイトで参加者を受け付けている。
「MILLION TAG」とは選考を経て選抜された候補者6人と編集者がタッグを組み、 優勝を目指すマンガ賞。候補者は編集者にマンツーマンでサポートしてもらい、2021年4月から8月までの3カ月間で4つの課題に挑む。なお選考過程の模様はマンガ家発掘バトルオーディション番組「MILLION TAG」として、6月25日より全8回でYouTubeにて配信予定。結果は8月13日に発表される。
優勝者には賞金500万円が授与されるほか、少年ジャンプ+での連載を確約。また優勝作品の単行本1巻が発売され、優勝作品のアニメーション1話分も制作される。参加条件や応募方法については、同マンガ賞の公式サイトで確認を。なお少年ジャンプ+編集長・細野氏や、今回のマンガ賞に参加する編集者たちからコメントも到着した。
少年ジャンプ+編集長・細野修平氏コメント
「少年ジャンプ+」の新しい挑戦となる漫画賞を始めます。編集者と漫画家さんがタッグを組んで課題に挑戦し、できた作品で競い合います。漫画家さんにとっては絶好の成長の機会となり、読者にとっては、編集者が漫画家さんとどういった打ち合わせをしているのかを見ることができる企画となります。優勝者の作品は連載権とアニメ化権を確約しています。ここから次代のヒット作家が生まれることを期待しています。是非ご応募ください!
少年ジャンプ+編集・林氏(主要担当作品:「SPY×FAMILY」「チェンソーマン」「青の祓魔師」)コメント
あなたの「思いつき」が世界に届き、愛される。そんな夢物語が、実現しうるのが「漫画家」という仕事です。「創る」ことは楽しくも苦しく、大変なことも多々あります。しかし、生み出した作品が読者に届いた「喜び」は素晴らしいものです。作家を目指す全ての方に、その瞬間を味わってほしいと願っています。皆様の衝動が詰まった意欲作、是非に読ませて下さい。世界中で読まれる「面白くて」「売れる」漫画を一緒に創りましょう。
少年ジャンプ+編集・玉田氏(主要担当作品:「生者の行進 Revenge」「双星の陰陽師」「大正処女御伽話」)コメント
多くの漫画家さんを見てきた中で、一つだけハッキリと言えるのは、どんな漫画家さんも生みの苦しみを味わっているということ。あなたにとっての一生の宝物になるようなキャラクターと出会うには、調べて悩んで描いて…をひたすらに繰り返すしかないと思います。1人で延々と真っ暗な洞窟を進むような作業だと思いますが、たまにコンパスやランタンや食料を持って宝探しのお手伝いに向かえたらと思います。一緒に頑張りましょう!
少年ジャンプ+編集・岡本氏(主要担当作品:「終末のハーレム」「デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い」「オトメの帝国」)コメント
少しでも気になった方は是非ともご応募ください。どんな人にも平等にチャンスがあり、工夫や発想次第で誰でも大ヒットを生み出せる可能性があると信じています。私は今回参加する編集者の中では一番若手です。だからこそ読者に近い感性で、作品の力になれると思っています! 皆様にお会いできる日を、そして一緒に新たな作品を作る日々をとても楽しみにしております。
ヤングジャンプ編集・李氏(主要担当作品:「久保さんは僕を許さない」「疫神のカルテ」「転生ゴブリンだけど質問ある?」)コメント
限られた期間でたった一つの枠を争うサバイバル。編集者としても経験の無いスタイルのお仕事で、漫画家さんとしても非常にタフな企画になると思います。でも、「連載のチャンスは多く、売れるチャンスは少ない」というレッドオーシャン化が加速する漫画市場で、このような形で確実に”目立てる”連載を勝ち取れるのは本当に大きなチャンスだと思います。素敵な才能と出会えることを楽しみにしています!
マーガレット編集・ハタケヤマ氏(主要担当作品:「ふたりで恋をする理由」「彼女が可愛すぎて奪えない」「アンクールデッド」)コメント
普段は少女漫画編集をしていますが、この企画の話を伺った時に「こんなに面白いチャンスはない!」と思い参加表明しました。「やらない後悔よりやって後悔」とはよく言いますが、本当にその通りだと思います。迷うくらいなら是非飛び込んできてもらいたいです! この面白くて魅力的なチャンスを一緒にモノにしましょう! ジャンルの垣根をものともしない、漫画家さんのエネルギー溢れる作品を読者へ届ける一助となれたらと思います!
少年ジャンプ編集・浅井氏(主要担当作品:「マッシュル-MASHLE-」「鬼滅の刃」「火の丸相撲」)コメント
漫画は、一人で物語を作り、その感動を、臨場感をもって多くの人に伝えることができる、本当に魔法のような手段です。あなたの好きも、こだわりも、努力も、心行くまで込めて物語を作ることができます。一方で、その分あらゆる技術が必要とされる過酷さもあります。漫画家になるということは大変な道のりですが、その負担を少しでも軽くし、才能の開花のお手伝いできるよう必死に頑張ります。ご応募お待ちしています。