演劇「ハイキュー!!」ついに最終公演!5都市で上演、ウォーリー木下「作家冥利に尽きる」

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色・2”」ビジュアル

古舘春一原作による舞台「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色・2”」が、2021年3月から5月にかけて東京、宮城、大阪、兵庫、福岡で上演される。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」は、2015年11月に初演の幕が上がり、「“頂の景色”」「“烏野、復活!”」「“勝者と敗者”」「“進化の夏”」「“はじまりの巨人”」「“最強の場所(チーム)”」「“東京の陣”」「“飛翔”」「“最強の挑戦者(チャレンジャー)”」、そして12月13日に閉幕した「“ゴミ捨て場の決戦”」までシリーズ10作品が上演されてきた。11作目となる新作公演「“頂の景色・2”」は、演劇「ハイキュー!!」シリーズの最終公演。春高の“魔の3日目”が描かれ、烏野高校・日向翔陽と鴎台高校・星海光来の小さな巨人対決や、梟谷学園・木兎光太郎と狢坂高校・桐生八による全国屈指のエース対決など見どころが満載。さらに時は流れ、日向が卒業後に単身ブラジルでバレー修行を経てVリーグに挑む姿も披露される。

過去シリーズと同様、演出・脚本をウォーリー木下、音楽を和田俊輔が手がけ、出演者には2015年の初演から及川徹役を務める遊馬晃祐のほか、2019年上演の「“飛翔”」より日向翔陽役、影山飛雄役をそれぞれ演じる醍醐虎汰朗と赤名竜之輔らが名を連ねている。

ウォーリーは「漫画『ハイキュー!!』のテーマである“繋ぐ”を、12作(※)にも及ぶ長い時間を掛けて表現できたのは、作家冥利に尽きます。劇団『ハイキュー!!』と呼ぶことに何の違和感もなく、そこに入団してくれた全俳優に尊敬の念と感謝を。いつかお祭みたいに、2日間くらいかけて(まるで昔の演劇のように)1作品目から通して上演してみたいですね。死ぬか」とコメント。醍醐は「この作品に僕の全てぶつけたいと思います」、赤名は「“頂の景色・2”を前にして終幕にふさわしい作品を全員で作り上げてお客さまへ届けるという責任感と、それを楽しみにする気持ちが1番大きいです」とそれぞれに抱負を語った。

公演は3月20日・21日に東京・TOKYO DOME CITY HALL、4月3日・4日に宮城・多賀城市民会館 大ホール、9日から11日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、17日・18日に兵庫・あましんアルカイックホール、23日・24日に福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホール、29日から5月9日まで東京・TOKYO DOME CITY HALLにて上演。チケットの販売スケジュールは続報を待とう。

ウォーリー木下コメント

いつも応援してくださる皆様ありがとうございます。本当によくここまで走り抜けられたな、と自分を褒めたい気持ちと同時に、それを支えてくれた人たちのおかげとか思いとかを噛みしめています。

漫画「ハイキュー!!」のテーマである“繋ぐ”を、12作(※)にも及ぶ長い時間を掛けて表現できたのは、作家冥利に尽きます。劇団「ハイキュー!!」と呼ぶことに何の違和感もなく、そこに入団してくれた全俳優に尊敬の念と感謝を。いつかお祭みたいに、2日間くらいかけて(まるで昔の演劇のように)1作品目から通して上演してみたいですね。死ぬか。

※ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズでは初演+再演をシリーズとしては1とカウントし、シリーズ11作品(公演回数としては12作品)となる。

和田俊輔コメント

「ハイキュー!!」の最終巻を読み終えたとき、清々しい気持ちになると同時に「これからの人生でまた手放したくない宝物に出会えたんだな」そんな気持ちが湧き上がりました。

これから自分が挫けそうな時。自分が分からなくなった時。目の前が真っ暗になってしまった時。そして、負けた時。

そんな時に「ハイキュー!!」は何度もぼくに勇気と力を与えてくれてまた立ち上がることができる。

そう確信しています。

演劇「ハイキュー!!」も、誰かにとってのそんな人生の宝物になりたい。

自分のすべての音楽と原作から頂いたパワーをもとに、全力で最終公演に挑みたいと思います。

醍醐虎汰朗コメント

演劇「ハイキュー!!」は観賞している方が、自分を奮い立たせるような前向きさや、楽しく明るい気持ちになれる、凄くハッピーで素敵な作品だと思います。

その作品のファイナル公演に携わることができて、本当に光栄です!

“日向翔陽”を3作品演じさせてもらってきて、役と向き合ってきた時間の中で、今では日向が自分の心のどこかに住み始めてきている気がします。おかげで日向のようなスーパーポジティブまではいかないですけど、以前よりちょっぴりポジティブになれました。

これまでたくさんの方々に応援いただいた長い歴史のある演劇「ハイキュー!!」という作品を大切にして、この作品に僕の全てぶつけたいと思います。最後の公演まで見守ってもらえたらうれしいです! 楽しみにしていて下さい!

赤名竜之輔コメント

演劇「ハイキュー!!」“飛翔”から数えて4作品目になり、そして今回が終幕となります。

初演から様々な方々が繋いできた作品が最終回を迎え、そしてその最後の瞬間までで影山飛雄役を演じられる事をとても光栄に思います。

新生烏野として舞台に立った“飛翔”では沢山のワクワクや不安や色んな感情が沢山ありました。そして今“頂の景色・2”を前にして終幕にふさわしい作品を全員で作り上げてお客さまへ届けるという責任感と、それを楽しみにする気持ちが1番大きいです。皆さまも是非、楽しみにしていてください。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色・2”」

期間:2021年3月20日(土・祝)・21日(日)
会場:東京都 TOKYO DOME CITY HALL

期間:2021年4月3日(土)・4日(日)
会場:宮城県 多賀城市民会館 大ホール

期間:2021年4月9日(金)~11日(日)
会場:大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

期間:2021年4月17日(土)・18日(日)
会場:兵庫県 あましんアルカイックホール

期間:2021年4月23日(金)・24日(土)
会場:福岡県 アルモニーサンク 北九州ソレイユホール

期間:2021年4月29日(木・祝)~5月9日(日)
会場:東京都 TOKYO DOME CITY HALL

スタッフ

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔

キャスト

烏野高校

日向翔陽:醍醐虎汰朗
影山飛雄:赤名竜之輔
月島蛍:山本涼介
山口忠:織部典成
田中龍之介:鐘ヶ江洸
西谷夕:北澤優駿
縁下力:中谷優心
木下久志:森本将太
澤村大地:滝川広大
菅原孝支:一ノ瀬竜
東峰旭:福田侑哉

烏野高校OB・OG

嶋田誠:染川翔
田中冴子:安川里奈
宇内天満:佐川大樹

烏野高校マネージャー

清水潔子:大久保聡美
谷地仁花:山本樹里

烏野高校顧問・コーチ

武田一鉄:鎌苅健太
烏養繋心:小笠原健

鴎台高校

星海光来:輝山立
昼神幸郎:江本光輝
白馬芽生:新谷デイビッド
諏訪愛吉:三小田芳樹
野沢出:林勇輝
上林鯨一郎:古田伊吹
別所千源:財津優太郎

梟谷学園高校

木兎光太郎:桜庭大翔
赤葦京治:高崎俊吾
木葉秋紀:東拓海

狢坂高校

桐生八:川崎優作

稲荷崎高校

宮侑:松島勇之介

白鳥沢学園高校

鷲匠鍛治:川下大洋

青葉城西高校

及川徹:遊馬晃祐

※高崎俊吾の高ははしごだか、崎は立つ崎(たつさき)、川崎優作の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記。

(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会