「文豪ストレイドッグス」の展示イベント「文豪ストレイドッグス大博覧会」が、本日12月18日から27日まで東京・池袋サンシャインシティのワールドインポートマートビル展示ホールAで開催中。この記事では去る12月17日に行われた、内覧会の模様をレポートする。
2012年12月に連載が開始されて以来、2016年にTVアニメ化、2017年に舞台化を果たし、実写の「映画 文豪ストレイドッグス BEAST」も製作決定している「文豪ストレイドッグス」。「文豪ストレイドッグス大博覧会」は朝霧カフカ・春河35が手がけるマンガをはじめ、アニメ、舞台の内容も含めた大規模な展覧会だ。2021年1月20日から2月1日まで、大阪・あべのハルカス近鉄本店でも開催される。
会場に入った来場者がまず目にするのは「お出迎えシアター」。入り口正面の壁面にムービーが映し出され、上村祐翔演じる中島敦、宮野真守演じる太宰治、細谷佳正演じる国木田独歩による会話劇のあとで、同展の見どころが説明される。入り口付近の壁に掲出されたボードには朝霧、春河35による挨拶の言葉として、ファンへの感謝、展示会や作品への思いが綴られていた。
展示の前半では、アニメ「文豪ストレイドッグス」シリーズを特集。第1シーズンのコーナーには武装探偵社の事務所を再現した空間が広がる。各キャラクターが使っている机や椅子が並べられ、机上の備品など、細部まで表現されていた。さらに順路を進んだ先にはフォトスポットが設置されており、芥川龍之介の異能力“羅生門”を繰り出しているかのような姿が撮影できる。
第2シーズンのコーナーでは福沢諭吉、森鴎外、フランシス・Fのイラストがお出迎え。複製原画を見つつ歩を進めると、その先には現実の太宰治が通ったことで知られ、劇中にも登場するバー・ルパンを再現したエリアが待っている。カウンターには空のグラスと写真が置かれ、写真にはアニメのエピソード「黒の時代」に登場した過ぎし日の坂口安吾、織田作之助、太宰治が描かれている。
続く映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)」のコーナーで見られるのは、数々の複製原画や、髑髏・林檎・ナイフを飾ったオブジェ、敦の記憶の扉を再現したフォトスポット。そして第3シーズンのコーナーには、アニメ本編でもおなじみの草野剛デザイン事務所による名場面の展示コーナーが展開されていた。
アニメを特集したエリアを抜けると、次は舞台「文豪ストレイドッグス」シリーズの展示が。キャストが着ていた舞台衣裳、公演の模様を映した映像を観ることができる。また原作のマンガをフィーチャーしたエリアでは、朝霧が選んだ各キャラクターの名シーンを、複製原稿、朝霧のコメントとともに紹介。朝霧、春河35それぞれの作業デスクを再現した展示も行われており、朝霧の蔵書などを見ることができる。展示の最後には春河35描き下ろしイラストを使ったフォトスポットを設置。さらにそれぞれの季節をモチーフにキャラクターたちを描いたアニメイラストが公開されている。
「文豪ストレイドッグス大博覧会」では上村演じる敦、宮野演じる太宰、細谷演じる国木田によるボイスドラマガイドを用意。ガイドを聴くための機器は入り口で貸し出している。会場出口には物販コーナーが設けられ、クリアファイル、アクリルスタンド、バッジなどのグッズがラインナップされた。
入場は日時指定制で、イープラスでは一部日程の当日券を販売中。通常のチケットに加え、缶バッジおよび「大博覧会招待状」が付属する限定グッズ付きチケットが用意されている。また入場者には特典として、「大博覧会 限定セリフ付きポストカード」5種からランダムで1枚をプレゼント。そのほか詳細はイベント特設サイトで確認しよう。
(c)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
(c)2018 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグスDA製作委員会
(c)朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/2019文豪ストレイドッグス製作委員会
(c)舞台「文豪ストレイドッグス」製作委員会
(c)舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」製作委員会
(c)舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」製作委員会
(c)2019 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA