牛乳が牧場から手元に届くまでの過程を描いたショートアニメ「from North Field _episode2『リョータとポー』」が、YouTubeにて公開された。
このアニメは、北海道の経済農業協同組合である、ホクレン農業協同組合連合会が、酪農やホクレンの活動を身近に感じてもらいたいという思いから企画したもの。3月に公開された第1弾では、ホクレンのコーポレートメッセージである「つくる人を幸せに、食べる人を笑顔に」より「つくる人を幸せに」の部分をテーマに、生産者とホクレンの関わりにフォーカスをあて、ホクレンの若手社員が地域の人や地元農家と助け合いながら成長していく姿が描かれた。
今回公開された第2弾のテーマは、同じくホクレンのコーポレートメッセージの一部である「食べる人を笑顔に」。牛乳が苦手な5歳の男の子・亮太は、大好きな牛のぬいぐるみ・ポーに連れられ牛乳が手元に届くまでの過程を知る不思議な旅に出ることに。亮太は乳牛が育てられている牛舎や、牛乳を製造する工場などを巡る中で、牛乳に携わるの人たちの思いを知り、牛乳嫌いを克服していく。アニメーション制作は第1弾と同じくロボットと、テレコム・アニメーションフィルムが手がけた。また、栄養学博士の上田玲子氏とホクレンの篠原末治会長からコメントも寄せられている。
栄養学博士・上田玲子先生コメント
子どもは未知なる世界への関心が強いため、このアニメで映し出される広々とした北海道の牧場にあこがれを持つお子さんが多いことでしょう。
さらに牛乳が何なのか知らないお子さんが多いので、牧場では牛の赤ちゃんが生まれること、そして牛の赤ちゃん用に母親牛がお乳を作っていてそれが「牛乳」であることを知ってびっくりするのではないでしょうか。
また牛乳がトラックで港まで運ばれ大きな船で海を渡ってはるばると自分のところまでくることを知ることでワクワク感に子どもたちは包まれそうです。
このようにして驚きやワクワク感から好奇心が引き出されると苦手なものも口にしてみようとするきっかけになります。
私の調査からも苦手だったものが食べられるようになったきっかけの第1位は、「好奇心から」。
牛乳大好きになってもらうためにぜひご覧いただきたいアニメですね。
篠原末治会長
アニメの制作経緯について
ホクレンは、昨年の4月18日に創立100周年を迎えるにあたり、北海道の農業と食の未来、そして、地域社会を支える一員としての決意を明確にお示しするために、「経営理念」を設定しました。また同時に、ホクレンという組織の姿勢とビジョンを簡潔に伝えるため、「つくる人を幸せに、食べる人を笑顔に」というコーポレートメッセージも設定しました。
ホクレンは、会員JAと共に北海道農業の持続的な発展に努め、北海道の生産者が大切に育てた農畜産物を、楽しみに待っていてくださる全国の消費者の皆様へ、しっかりとお届けしていかねばなりません。そして、北海道産の農畜産物を食べていただくことで、北海道はもとより、日本各地、さらには、世界の食卓や暮らしをもっと豊かにしていきたいと考えています。ホクレンは、これからの100年も、北海道の農業と食の未来を担っていく―。そのような思いが、このコーポレートメッセージに込められており、その思いを、より多くの方々にお伝えするために、「ホクレンオリジナルアニメーションfrom_North_Field」を制作しています。
是非、多くの皆様にご覧いただければと思います。
今回のアニメのテーマ
ホクレンのコーポレートメッセージは「つくる人を幸せに、食べる人を笑顔に」ですが、今回の第2弾はこの中の 「食べる人を笑顔に」をテーマにしました。
酪農をモチーフに、酪農に関わる生産者・JA・ホクレン職員・輸送業者など多くの人々の仕事を通して、食卓に牛乳 や乳製品が届けられていることを伝えるストーリーになっています。 アニメの中では、そうした酪農に関係する様々な仕事が描かれるとともに、関係者それぞれの思いを知った消費地の 男の子が、牛乳のことを学び、牛乳を好きになっていく様子が描かれています。 これからもホクレンは、今まで以上に安全・安心な農畜産物を全国へ安定的に供給し、消費者の皆様から理解と信頼 をいただき、笑顔になっていただくことが大切だと思っています。
ショートアニメ「from North Field _episode2『リョータとポー』」
スタッフ
監督 :堀川優子
企画・脚本:田中淳一
キャラクター原案:結城信輝
キャラクターデザイン:西前祐介
美術監督:蜂谷祥平
制作 :ロボット、テレコム・アニメーションフィルム
キャスト
山下亮太 役:佐藤美由希
ポー役:越後屋コースケ
山下茜(主人公のママ) 役:森なな子
山下浩平(主人公のパパ)役:中川慶一