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「TAAF2021」アニメ功労部門賞にさくらももこ、鈴木敏夫、富野由悠季ら8名が決定

国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2021(TAAF2021)」のアニメ功労部門顕彰者に、さくらももこ、鈴木敏夫、富野由悠季ら8名が決定した。

アニメ功労部門賞はアニメーション産業・文化の発展に大きく寄与した人物を顕彰するもの。制作現場における技術、表現、人材育成などの長年の功績をたたえるだけでなく、教育活動・国際交流なども含め広くアニメーション産業の社会的地位の向上に貢献された人物にも賞が贈られる。

今年度の顕彰者にはスタジオジブリ全作品をプロデュースしてきたプロデューサーの鈴木、今や国民的アニメとなった「ちびまる子ちゃん」の原作者であるマンガ家のさくら、「機動戦士ガンダム」の生みの親である監督の富野をはじめ、「ドラゴンボールZ」などで知られる脚本家の小山高生、高畑勲監督からも信頼を置かれ「セロ弾きのゴーシュ」ではキャラクターデザイン・原画を務めるなど数々の作品に参加するアニメーターの才田俊次、スタジオジブリ作品や「AKIRA」などで編集を手がけた瀬山武司、「アタックNo.1」のエンディングテーマや「アルプスの少女ハイジ」オープニングテーマを歌った歌手の伊集加代、「赤毛のアン」のナレーターからOVA「銀河英雄伝説」のシェーンコップ、さらに洋画の吹き替えにも多数参加する声優・羽佐間道夫が選出された。

また今回の発表に合わせ「東京アニメアワードフェスティバル2021」のPVも公開。「鬼滅の刃」「天気の子」など「東京アニメアワードフェスティバル2020」の各部門受賞作品を中心に、「東京アニメアワードフェスティバル」に集まる幅広い作品が短い映像の中に惜しみなく盛り込まれている。昨年に引き続きPVを手がけたのは「君の名は。」「天気の子」の予告編や「ドラえもん」のオープニング映像を手がける映像ディレクターの依田伸隆。さらに、アニメ功労部門賞を受賞した羽佐間がナレーションとして参加している。なお、2人からはコメントも到着した。

羽佐間道夫コメント

TAAFは、前身の「東京国際アニメフェア」時代から携わっていた、とても思い入れの深いイベントです。アニメ功労部門の賞を頂戴し、PVのナレーションも担当させていただくことになり、大変光栄に感じています。東京国際アニメフェアで声優のステージをプロデュースしていた、あの頃を思い出しながら挑ませて頂きました。お送りいただいた映像に仮で入っていたナレーション(ディレクター依田さんの声)がとても良かったので、負けないように、と力を注ぎました。依田さんとの雑談の中から生まれたアイデアを活かして、アドリブ入りのちょっと面白いバージョンも作らせていただきました。ぜひ皆さんにこのPVを、様々な場所で見て聞いて頂けることを願っています。

依田伸隆コメント

大変な本年ですがTAAFが元気で何よりです!功労部門もレジェンドすぎるし!って思ってたらなんと今年はナレーションを羽佐間さんに読んででいただけるとの事!かなり緊張しながら収録に臨んだのですが、羽佐間さんはずっと冗談を言ってくださったたりして、本当に面白い収録現場でした。羽佐間さんの声をお聞きしながら数々の名画やヒーローを思い出していたのですがその矢先、めちゃくちゃなギャグを放ってくれるという贅沢な時間。緊張はおろか仕事だという事も忘れていました。

「東京アニメアワードフェスティバル 2021」

期間:2021年3月12日(金)~15日(月)
会場:東京都・豊島区池袋エリア