映画「天気の子」1月3日に地上波初放送、新海誠「暗い予感にすこしでも抵抗したかった」
映画「天気の子」が、2021年1月3日21時よりテレビ朝日系列にて地上波初放送される。
「天気の子」は新海誠が原作・監督・脚本を務めた劇場アニメ。家出して東京にやって来た高校生・森嶋帆高と、帆高が東京で出会った、祈るだけで天気を晴れにできる少女・天野陽菜を軸にした物語で、第43回日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞にも輝いた。
新海は「我々の社会はあの頃には想像もしなかった困難の中にあります。『降り止まない雨の中になんとか光を見出そうとする』この物語が、2021年の視聴者の方々にもすこしでも楽しんでいただけるのならば、それに勝る喜びはありません」とコメント。また森嶋帆高役の醍醐虎汰朗、天野陽菜役の森七菜からのコメントも到着した。
新海誠監督コメント
「このままでは、いつか世界は大変なことになってしまう」そんな漠然とした不安を、実は皆、ずっと感じ続けていたような気がします。2019年夏、『天気の子』の物語を作った理由も、そんな暗い予感にすこしでも抵抗したかったからでした。
そしていま、我々の社会はあの頃には想像もしなかった困難の中にあります。「降り止まない雨の中になんとか光を見出そうとする」この物語が、2021年の視聴者の方々にもすこしでも楽しんでいただけるのならば、それに勝る喜びはありません。
醍醐虎汰朗コメント
各分野のスペシャリストの方々が集まって作り上げた素敵な作品を今回は皆さんにくつろいで観て頂ける空間にお届けできるのは凄く嬉しいです。まだ劇場で観賞されていない方はもちろんですが、すでにご覧になられた方も、また違った環境で鑑賞することで見え方、聞こえ方、感じ方が変わり新鮮な気持ちで見て頂けると思います。観る時のご自身の年齢やその時の感情によっても捉え方が変わる多面的な作品です。何かを一筋に想う純粋で真っ白な気持ちを、美しい映像と音楽と共にお届けします。是非皆さんの大切な人と一緒にご覧下さい!!
森七菜コメント
映画『天気の子』の地上波初放送が決定しました!2019年の夏、陽菜と帆高の選択に誰もが心奪われていました。帆高が大切な人を守るために一直線に走っていく姿は2020 年になった今、改めて、あたらしい意味も込めてたくさんの方々に勇気を贈ることができると思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。映画『天気の子』と一緒によい新年をお迎えください。
映画「天気の子」
放送日時:2021年1月3日(日)21:00~
放送局:テレビ朝日系列
(c)2019「天気の子」製作委員会