天野実樹の新連載「ことり文書」が、本日11月13日発売のハルタVol.79(KADOKAWA)でスタートした。
「ことり文書」の主人公・鳳小鳥は、男子に混ざって制服姿のまま野球に興じてしまうような、お転婆なお嬢様。執事の白石は、そんな彼女の奔放ぶりに頭を悩ませつつも、「使用人を除けば 小鳥様はこの家でいつもひとりだ」と寂しそうな彼女を案じている。第1話では小鳥が、羽根をケガした野鳥を保護。「かわいそうだから 手当てしてあげたい」という彼女に、白石は……。
そのほか今号では、八十八良「不死の猟犬」、浅井海奈「福引き怨霊生活」、吉田真百合「ライカの星」の3作が完結。単行本は「不死の猟犬」と「福引き怨霊生活」が12月、「ライカの星」が2021年2月に刊行予定だ。読み切り連作として掲載されていた金箱さくら「手つかずの国」も、今号が最終回となった。
ハルタVol.79 掲載作品一覧
namo「クプルムの花嫁」
天野実樹「ことり文書」
高江洲弥「先生、今月どうですか」
長蔵ヒロコ「煙と蜜」
福田星良「ホテル・メッツァぺウラへようこそ」
山本和音「生き残った6人によると」
空木哲生「山を渡る-三多摩大岳部録-」
浜田咲良「金曜日はアトリエで」
原鮎美「はなやっこ」
三星たま「夜の名前を呼んで」
入江亜季「北北西に曇と往け」
冨明仁「アビスアジュールの罪人」
森薫「乙嫁語り」
菊池まりこ「真柴姉弟は顔が固い」
かわもとまい「アンリの靴」
長崎ライチ「紙一重りんちゃん」
九井諒子「ダンジョン飯」
佐野菜見「ミギとダリ」
中原ふみ「ナッちゃんはテンションで水深が変わる」
宮永麻也「ニコラのおゆるり魔界紀行」
大窪晶与「ヴラド・ドラクラ」
梅ノ木びの「アリスの小さな夢のあと」
吉田真百合「ライカの星」
佐々大河「ふしぎの国のバード」
樫木祐人「ハクメイとミコチ」
金箱さくら「手つかずの国」
越谷美咲「冥府が来た!」
浅井海奈「福引き怨霊生活」
西公平「九国のジュウシ」
木原悠里子「延長戦の雨やどり」
高橋拡那「紅椿」
八十八良「不死の猟犬」
赤井さしみ「日本ニュー古生物紀行」
カバーイラスト、カバー・ストーリー:渋谷圭一郎