劇場アニメ「映画 えんとつ町のプペル」のオープニング主題歌「HALLOWEEN PARTY-プペル Ver.-」の「スぺシャルムービー」が公開された。同映像の監督は蜷川実花が務めている。
映像は「Drama ver.」と「Dance ver.」の2種類。「Drama ver.」では岸井ゆきのと笠松将が演じる2人の人物が「えんとつ町のプペル」の舞台を観劇している様子や、映画本編にも登場するakaneが振り付けを手がけた「ハロウィン・スモーキーダンス」を、ダンサーたちが踊っている様子が映された。また「Drama ver.」と「Dance ver.」のどちらにも「HALLOWEEN PARTY-プペル Ver.-」を手がけたHYDEが登場している。
蜷川と映画の製作総指揮・原作・脚本を務めた西野亮廣からはコメントが到着。西野とプライベートで親交があるという蜷川は、今回のオファーについて「『スペシャルムービーやってー』『いいよー』と、いつものゆるっとしたやりとりで即決しました」と明かし、「西野くんはいつも“蜷川実花なら絶対にいいものができる”と信じきってくれているので、プレッシャーもかかりますし、緊張もしますが、そのぶん自由度がものすごく高いので、やりがいがあります」と語った。西野は「(蜷川と)一緒に仕事ができるタイミングをずっと探っていました」と告白。スペシャルムービーについて「誰も文句が言えないクオリティーで返してくださって、本当に本当に痛快でした」と絶賛している。
「えんとつ町のプペル」は西野をプロデューサーとして、33名のクリエイターによる分業体制によって制作されたオールカラー絵本。クラウドファンディングで資金を募り、2016年に幻冬舎より刊行され、現在までに42万部を超える売り上げを記録している。煙突だらけで黒い煙に覆われた“えんとつ町”に生きる、親を亡くした少年・ルビッチと、ハロウィンの夜に彼のもとに現れたゴミ人間・プペル、2人に訪れた奇跡を描く物語だ。アニメは12月25日より全国公開される。
蜷川実花コメント
「スペシャルムービーやってー」「いいよー」と、いつものゆるっとしたやりとりで即決しました。
西野くんはいつも“蜷川実花なら絶対にいいものができる”と信じきってくれているので、プレッシャーもかかりますし、緊張もしますが、そのぶん自由度がものすごく高いので、やりがいがあります。
西野くんからのオーダーは、特に何もなかったです。「ポイントは?」と聞いても「任せる!」という答えしか返ってこず。うーん、どうしようかなと思っていたら、西野くんのオンラインサロンの記事に「蜷川実花を追い込む方法」みたいなタイトルのものがあって。その記事に「何も言い訳できないくらい自由度をあげる」「お金は払う」と書いてあったので、アクセルを踏みました。予算は倍になっちゃった笑
コンセプトは「プペルがミュージカルになったら」というところから、2020年に上演するとしたらどうなるのか、このコロナ禍において西野くんが大きな勝負をすることも入れ込みたいと思いました。
こういう大変な状況下において、エンタメに何ができるのかを詰め込んだ作品です。
西野亮廣(製作総指揮・原作・脚本)コメント
もともとプライベートでもとても仲良くさせてもらっていて、一緒に仕事ができるタイミングをずっと探っていました。
で、「ここだ」と。蜷川実花の才能に大人の事情でブレーキなんてかけたくないので、「予算のことを一旦忘れて作ってみてください」というオファーを出したところ、こちらが想定していた以上に予算のことを大胆に忘れてくださいました(笑)
ただ、それに対して誰も文句が言えないクオリティーで返してくださって、本当に本当に痛快でした。
(※予算はオンラインサロンの売り上げから出ています)
僕が大好きなエンターテイメントがここにあります。是非、ご覧ください。
「映画 えんとつ町のプペル」
2020年12月25日(金)より全国公開
スタッフ
製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
監督:廣田裕介
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:吉本興業株式会社
配給:東宝=吉本興業共同配給
原作:「えんとつ町のプペル」にしのあきひろ著(幻冬舎刊)
キャスト
プペル:窪田正孝
ルビッチ:芦田愛菜
ブルーノ:立川志の輔
ローラ:小池栄子
スコップ:藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
レター15世:野間口徹
アントニオ:伊藤沙莉
トシアキ:宮根誠司
デニス:大平祥生(JO1)
スーさん:飯尾和樹(ずん)
アイパッチ:山内圭哉
ダン:國村隼
(c)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会