高橋陽一原作による舞台「超体感ステージ『キャプテン翼』」が、本日8月18日に東京・Zeppブルーシアター六本木で開幕。本日、公開ゲネプロと囲み取材が行われた。
物語は元木聖也演じる大空翼率いる全日本メンバーが、フランス国際Jr.ユースを制した場面からスタート。世界中のU-20選手によって結成されたクラブチーム・RED STORMの戦いを軸に、舞台オリジナルのストーリーが展開された。
強烈な必殺技が多く登場する「キャプテン翼」を原作とするだけあって、舞台版では身体能力の高いメンバーが揃えられた。劇中のサッカーシーンは彼らのアクロバティックな動きと、映像が組み合わさって表現される。またプレミアム体感シートに用意された「ハプティックウェア」を全身に装着すると、キックの感触やシュートを受けた衝撃、キャラクターの心臓の鼓動音などと連動してウェアが振動する仕掛けも。このほか香りを使用した演出が導入された。
クライマックスの試合シーンでは、松井勇歩演じる日向小次郎の雷獣シュート、土井一海演じる早田誠のカミソリシュートなどの必殺技を映像で再現。大曽根敬大と廣野凌大が演じる立花兄弟の空中技・スカイラブハリケーンや、翼のドライブオーバーヘッドキックなどの大技にはワイヤーを用い、「キャプテン翼」の世界観を舞台上で表現した。
公開ゲネプロ後に行われた囲み取材には、元木ら15名が出席。役作りについて問われると、日向役の松井は「日焼けです」と笑う。稽古中に少しでも空き時間があると、稽古場横の大きな駐車場で日焼けに励み、本作に挑んだとのことだ。また松井からは、「稽古終わりにみんなでサッカーをして、いろんなものを壊して怒られました(笑)」という裏話も明かされた。
話題がワイヤーアクションにおよぶと、立花政夫役の大曽根は「当初はスカイラブハリケーンを本当に(ワイヤーなしで)やろうと思って練習したんですけど、原作でも(身体への負担が大きくて)何発もできない技なんですね。それを何回も練習してたら足がガクガクになってしまって(笑)。これは23公演もたないかもと思って、どうしたらケガのない形でできるかと考えて、今の形になりました」とコメント。
最後に見どころを聞かれた元木は、「今回は『超体感ステージ』ということでハプティクスやフレグランスとか、新しいことに挑戦してます。そして動けるキャスト陣も多いので、今までに見たことがないものがついに今日、(世に)出るのが楽しみ」と言いつつも、「見どころとしては新しい装置やキャストの身体能力っていうのもあるんですけど、スポーツならではの熱さがあると思ってます。その熱量を感じてほしい」と語り、囲み取材は終了した。「超体感ステージ『キャプテン翼』」は8月18日から9月3日まで、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演される。
超体感ステージ「キャプテン翼」
日程:2017年8月18日(金)~9月3日(日)全23回公演予定
会場:Zeepブルーシアター六本木
料金:プレミアム体感シート1万2800円、プレミアム席1万800円、一般席7800円
キャスト
大空翼:元木聖也
若林源三:中村龍介
日向小次郎:松井勇歩
岬太郎:鐘ヶ江洸
三杉淳:鷲尾修斗
松山光:反橋宗一郎
早田誠:土井一海
新田瞬:加藤真央
次藤洋:皇希
若島津健:渡辺和貴
石崎了:輝山立
立花政夫:大曽根敬大
立花和夫:廣野凌大
ロベルト本郷:田中稔彦
見上辰夫:瀬川亮
デューター・ミューラー:伊阪達也
カール・ハインツ・シュナイダー:北村悠
エル・シド・ピエール:西馬るい
カルロス・サンターナ:AKI
エイブ・レオン:松永一哉
ノエル・ポポロ:斎藤准一郎
山守ジェネラルマネージャー:阿部丈二
アンサンブル
高澤礁太
西田直樹
正宗雄太
水島勇貴
片山大樹
スタッフ
総合演出:EBIKEN(蛯名健一)
振付・演出補:松永一哉
脚本・演出アドバイザー:加世田剛
脚本補佐:榎本鉄平
エグゼクティブプロデューサー:杉本圭司
製作統括:萩原要/牛田直人
プロデューサー:石津美奈
舞台総合監督:杉田靜生
(c)高橋陽一/集英社 (c)超体感ステージ「キャプテン翼」製作委員会