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「魔女見習いをさがして」完成、森川葵「自分らしく生きていいんだと思える映画」

映画「魔女見習いをさがして」の完成報告イベントが、本日10月1日に東京・丸の内TOEIで開催された。

11月13日に全国公開される映画「魔女見習いをさがして」は「おジャ魔女どれみ」20周年記念作品。年齢も性格も住む場所も異なる3人が「おジャ魔女どれみ」をきっかけに出会い、ともに旅をする中で、大人になって忘れてしまった大切なものを探していくさまが描かれる。

イベントの登壇者は自分を表現することが苦手な女子大生・長瀬ソラ役の森川葵、職場になじめないキャリアウーマン・吉月ミレ役の松井玲奈、絵画修復士を目指すフリーター・川谷レイカ役の百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、「おジャ魔女どれみ」好きの大学生・大宮竜一役の三浦翔平。4人は丸の内TOEIの屋上にある東映稲荷で新型コロナウイルスの終息と映画のヒットを祈願したのち、イベントに参加した。

もともと「おジャ魔女どれみ」ファンだったというキャスト陣。森川は「え、いいの? 本当に?って感じでした。大好きな作品だからこそ、自分のせいで台無しになったら……とプレッシャーを感じていました」、松井は「おジャ魔女好きの友達が『一緒に観に行こう』と誘ってくれたんですが、まだ出演していることを言えなかったので、早く言いたいと思いながら収録に臨みました」と興奮気味に語る。

百田はオファーを受けたときのことを振り返り「マネージャーさんに『おジャ魔女どれみの……』って言われたとき、まだなんのお仕事かも聞かずに『やりたいです!』って言いました。どれみちゃんのお仕事ができるなんて、こんな夢みたいなことがあるのかと思いましたし、なんの仕事だとしてもやりたかったんですけど……自分の勢いにびっくりしました(笑)」と話す。三浦は「僕はおんぷちゃんが大好きです!」と宣言し、「役柄もおんぷちゃん推しなんですが、僕の話を聞いてそうしてくれたのか、もともと大宮をおんぷちゃん推しとして作っていたのか……あとで(スタッフに)聞いておきます」と述べた。

続いて自身が演じるソラとの共通点を聞かれた森川は「ソラが『私はリーダーシップを取るタイプじゃなくて、うしろからついていくタイプだった』みたいなことを言う場面があって、自分自身も先陣を切るタイプではなかったので『わかるな』と思いました」と共感。また松井は「ミレはほかの2人より年上で、彼女たちを引っ張っていくキャラクター。なので落ち着いてはいるのですが、大好きな『おジャ魔女どれみ』の話をするときは、少し声のトーンを上げて演じていました」とミレを演じるうえでこだわったポイントを語る。百田はアフレコ現場で台本のページがわからなくなったときなどに森川、松井が助けてくれたことに触れ「おふたりが助けてくださったのでめちゃめちゃ助かりました。お姉ちゃんに付いて行こう!と思ってやっていました」と、収録時の様子を振り返った。

ひと足早く作品を観たキャスト陣が、それぞれ感想を述べる場面も。松井は劇中でソラたち3人が「おジャ魔女どれみ」の“聖地巡礼”旅行に出かけるくだりに言及して「私は鉄道が大好きなんですが、新幹線や鉄道のホームのクオリティが本当に素晴らしくて。名古屋駅が出てきたときは『知ってる、この景色!』と興奮しました。どれみ好きとしても鉄道好きとしても大満足」と絶賛していた。

最後に森川は「性格も生まれた場所も、仕事も違う3人が友達になって、最終的にそれぞれのいいところを見つけ合っていく物語です。自分らしく生きていていいんだなと思わせてくれる映画だと思いました。ぜひ、ハッピーをもらいに観に来てください」とアピール。イベントを締めくくった。

(c)東映・東映アニメーション