ミュージカル「ポーの一族」アラン役は千葉雄大「自分なりの表現でついていきたい」
萩尾望都「ポーの一族」を原作とした舞台「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』」の追加キャストが発表された。アラン・トワイライト役を千葉雄大が演じる。
2021年1月に大阪・梅田芸術劇場、2月に東京・東京国際フォーラムで上演される「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』」。千葉が演じるアランは、明日海りお演じるエドガーとともに、時空を超えた永遠の旅を続けるバンパネラの少年で、本作の重要な役どころだ。
ミュージカル初挑戦となる千葉は「人に何かを伝えるという本質的な部分は映像やテレビドラマなど他のジャンルでも同じことだと感じています。垣根なく精一杯表現をして、良い作用が作品にも自分としても出していければと思います。明日海りおさんという何でもできる凄い方とご一緒しますので、自分なりの表現で頑張ってついていきたいです」と意気込みのコメントを寄せた。ほかのキャストや公演情報などの詳細は続報を待とう。
1970年代に別冊少女コミック(小学館)で連載された「ポーの一族」は、吸血鬼・バンパネラ伝説を題材に、少年の姿のまま永遠の時を生きる主人公・エドガーと、彼によって同じくバンパネラ一族に加えられた孤独な少年・アランを中心にした物語。2016年より新作エピソードである「春の夢」「ユニコーン」「秘密の花園」が発表されている。
小池修一郎コメント
宝塚歌劇入団前に夢見た「ポーの一族」のミュージカル化。偶然萩尾望都先生にお会いした時に上演許可を求めてから33年後にやっと実現させました。明日海りおのエドガーは、萩尾先生に「待った甲斐があった」と言わしむる『極上の美、永遠の命』を体 現してくれました。
以来、明日海エドガーの復活は、私と萩尾先生共通の願いとなり、そして明日海自身もそう願ってくれていることが判りました。
もう宝塚歌劇の華麗な虚構へは戻れません。男女のキャストによる、リアルな世界で明日海エドガーはどう息づくのか? 何より本人がためらいなく挑戦を受け入れてくれました。そしてこの未知の舞台に、ミュージカル初登場の千葉雄大が、アラン役で名乗りを上げてくれました。勇気ある二人のコンビネーションに全てを懸けます。
千葉雄大コメント
念願の初ミュージカルで、小池修一郎先生とのご縁をいただき光栄です。
以前から挑戦してみたかった歌やダンスなど、早速今から本番に向けて準備をしています。
ビジュアル撮影では、少年性とミステリアスなイメージ、少しやんちゃな部分を意識して臨んだところ、小池先生から撮影中に「スーパーボーイだね」と声を掛けていただきました。対のようで対比な二人の絶妙な世界観をこのビジュアルで感じていただければと思います。
今回、私にとっては初めてのミュージカルですが、人に何かを伝えるという本質的な部分は映像やテレビドラマなど他のジャンルでも同じことだと感じています。垣根なく精一杯表現をして、良い作用が作品にも自分としても出していければと思います。
明日海りおさんという何でもできる凄い方とご一緒しますので、自分なりの表現で頑張ってついていきたいです。
『ポーの一族』は長年のファンが沢山いらっしゃる作品です。宝塚歌劇以外での初の上演となる私たちの舞台も、お客様に気に入って頂けると嬉しいです。
「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』」
日程:2021年1月
会場:大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
日程:2021年2月
会場:東京都 東京国際フォーラム ホールC
原作:萩尾望都「ポーの一族」(小学館フラワーコミックス)
脚本・演出:小池修一郎
出演:明日海りお、千葉雄大ほか
企画・制作・主催:梅田芸術劇場
協力:宝塚歌劇団