叶わぬ愛の苦しさと美しさを描く、木原音瀬「美しいこと」コミカライズ上巻
木原音瀬原作による犬井ナオ「美しいこと」上巻が、本日9月11日に発売された。
「箱の中」「吸血鬼と愉快な仲間たち」などで知られる木原の同名小説をコミカライズした本作は、週に一度女装して街に出る趣味を持つサラリーマン・松岡洋介と、会社の冴えない先輩・寛末基文の関係を描くBL作品。女装で夜の町を歩き、男の視線を浴びることでストレス発散していた松岡は、ある夜、ナンパされた男に暴力を受けてしまう。なんとかその場から逃げ出したものの、ショックで呆然とする松岡を助けてくれたのは、会社の先輩・寛末だった。不器用で会社では悪評の寛末だったが、女装のまま交流を続けるうち、松岡は彼の純粋さに惹かれていき……。本作はKiss(講談社)にて連載中。
発売を記念し、一部書店では購入特典を用意。アニメイトでは描き下ろしマンガカード、フロマージュブックスでは描き下ろしイラストカード、ホーリンラブブックスでは描き下ろし両面イラストカード、紀伊國屋書店ととらのあなでは描き下ろしモノクロペーパー、コミコミスタジオでは描き下ろし4ページリーフレットが配布される。また電子版には、木原書き下ろしのショートストーリーと、犬井の描き下ろしイラストが用意された。