「ポーの一族」再び舞台化!初演に続きエドガー役は明日海りお、演出は小池修一郎

左から明日海りお扮するエドガー・ポーツネル、明日海りお。

萩尾望都「ポーの一族」を原作とした舞台「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』」の上演が決定。2021年1月に大阪・梅田芸術劇場、2月に東京・東京国際フォーラムで行われる。

1970年代に別冊少女コミック(小学館)で連載された「ポーの一族」は、永遠の時を生きる吸血鬼の一族・バンパネラのエドガー・ポーツネルらを描いた物語。2016年より新作エピソードである「春の夢」「ユニコーン」「秘密の花園」が発表されている。

同作は2018年に宝塚歌劇団花組により舞台化されており、今回の「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』」でも、この宝塚歌劇初演版に引き続き脚本・演出を小池修一郎、主演のエドガー役を明日海りおが担当。明日海は宝塚歌劇退団後初の舞台主演となる。小池は宝塚歌劇初演版の明日海について「明日海りおのエドガーは、萩尾先生に『待った甲斐があった』と言わしむる『極上の美、永遠の命』を体現してくれました」とコメント。「以来、明日海エドガーの復活は、私と萩尾先生共通の願いとなり、そして明日海自身もそう願ってくれていることが判りました。もう宝塚歌劇の華麗な虚構へは戻れません。男女のキャストによる、リアルな世界で明日海エドガーはどう息づくのか?何より本人がためらいなく挑戦を受け入れてくれました。エドガーの永遠の旅は続きます。観客の皆さまを、『輝きのいまだ見えぬ地平へ』と誘いながら」と話した。

明日海は「宝塚歌劇での上演後、多くの方からまた演じて欲しいとのお声をいただきましたので、このような形で実現し驚きと嬉しさでいっぱいです」と「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』」の上演決定を喜ぶ。また「前回から3年経った分、私もエドガーが過ごして来た時間に少しだけ追い付き、今回は初共演の方たちとの舞台作りになります。新しい環境の中、自分がどう変わり、どのような化学反応を起こしていけるのか、ひとつのチャレンジになると思います」「自分が本当に納得いくまで仕上げて、皆様を『ポーの一族』の世界に誘います。どうぞ安心して観にいらして下さい」と語った。ほかのキャストやチケットの情報など、詳細は続報を待とう。

小池修一郎コメント

宝塚歌劇入団前に夢見た「ポーの一族」のミュージカル化。偶然萩尾望都先生にお会いした時に上演許可を求めてから33年後にやっと実現させました。明日海りおのエドガーは、萩尾先生に「待った甲斐があった」と言わしむる『極上の美、永遠の命』を体現してくれました。
以来、明日海エドガーの復活は、私と萩尾先生共通の願いとなり、そして明日海自身もそう願ってくれていることが判りました。
もう宝塚歌劇の華麗な虚構へは戻れません。男女のキャストによる、リアルな世界で明日海エドガーはどう息づくのか?何より本人がためらいなく挑戦を受け入れてくれました。
エドガーの永遠の旅は続きます。観客の皆さまを、『輝きのいまだ見えぬ地平へ』と誘いながら。

明日海りお(エドガー役)コメント

宝塚歌劇での上演後、多くの方からまた演じて欲しいとのお声をいただきましたので、このような形で実現し驚きと嬉しさでいっぱいです。
この作品で一番大切なのは、萩尾望都先生の描かれた物語と世界観、エドガーの心を私なりに解釈し、板の上に息づかせること。原作の絵から伝わってくるパワーを受け取り、自然と湧いてきたものに身を委ね、再びエドガーの魂と出会えることを楽しみにしています。前回から3年経った分、私もエドガーが過ごして来た時間に少しだけ追い付き、今回は初共演の方たちとの舞台作りになります。新しい環境の中、自分がどう変わり、どのような化学反応を起こしていけるのか、ひとつのチャレンジになると思います。
本作をまるで父のように愛されている小池修一郎先生、舞台に関しては小池先生が父ならば、萩尾先生は母でしょうか。私もこの両親のように作品への深い思い入れがありますので、自分が本当に納得いくまで仕上げて、皆様を『ポーの一族』の世界に誘います。どうぞ安心して観にいらして下さい。

「ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』」

日程:2021年1月
会場:大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

日程:2021年2月
会場:東京都 東京国際フォーラム ホールC

原作:萩尾望都「ポーの一族」(小学館フラワーコミックス)
脚本・演出:小池修一郎
出演:明日海りお ほか
企画・制作・主催:梅田芸術劇場
協力:宝塚歌劇団