「ご飯は私を裏切らない」29歳中卒バイト暮らし、つらい現実はご飯でごまかす
heisoku「ご飯は私を裏切らない」の単行本が、本日8月4日に発売された。
「ご飯は私を裏切らない」は、29歳中卒で職歴はバイトのみという女性が、つらい現実から目を背けながら食事する喜びを噛みしめる労働グルメ作品。手際が悪くすぐに仕事でミスをしてしまう彼女は、そんな自分でもクビにならないという理由から「私は過酷なバイトが好きだ」と考え、居酒屋の客にタバコの購入を薦めるプロモーション、街頭でのビラ配り、自転車集積所での撤去自転車返還受け付けなど過酷な仕事に励む。そんな生活に身も心もすり減らしている主人公が、イクラを食べながら「命を自分のものにすることがこの人生何も得られなかった事への代償行為」と考えたり、メタル製のコップにチョコレートドリンクを入れて飲み「これは燃料 私はロボット」「これでもう何も感じない」と心を消したりする。