スピリッツ作品への思いを140字で綴ろう、40周年記念の読書感想文プロジェクト
週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)の40周年を記念し、「#140字の読書感想文」と題した企画が本日7月27日にスタートした。
この企画はスピリッツの好きな作品やキャラクター、心に残るセリフやシーンなどへの思いを140字にまとめてTwitterでシェアすると、抽選で40人に特製の図書カード4枚セットがプレゼントされるというもの。読書感想文は40周年記念サイト内の各作品ページからTwitterへ投稿することができる。企画始動にあたり、浅野いにお、カレー沢薫、こざき亜衣、のりつけ雅春、矢寺圭太、吉田戦車がそれぞれ思い入れのある作品について綴った読書感想文が公開された。これを参考にスピリッツ読者は企画に参加してみては。企画の詳細は40周年記念サイトおよび本日発売のスピリッツ35号で確認を。
なおスピリッツ35号には浅野いにおによる読み切り「もしもの東京」が掲載。これは8月に開催が予定されていた「漫画『もしも東京』展」の展示物として制作されたもので、誌面には「この漫画は今年の夏に発表しなければ意味がなくなると思い、少しだけセリフを調整し、この場を借りて掲載させていただくことになりました」と浅野からのメッセージが記された。また文野紋が、自身のTwitterで発表したイラストをもとに描いたショートストーリー「ドキドキ★ZOOM」も掲載されている。
スピリッツ作家陣による「#140字の読書感想文」
浅野いにお:「東京大学物語」
騙されたと思って大学入学前日のシーンまで読んでみてください。中学生の時にこの作品から影響を受けたおかげで人格と価値観と性癖がいい感じになりました。全国の清い青少年たちに強くオススメします。#スピリッツ40周年 #140字の読書感想文 #東京大学物語
カレー沢薫:「高校アフロ田中」
会社員の頃仕事をサボり全部読んだ。ダメ高校生の日常系だけど、彼らの人生は着実に進んでいると感じた。田中は今では妻子持ち、私は実質無職になった。どんな人間の人生でも繰り返しという事はなく、進んでいくものだと感じた。例え後ろにでも。#スピリッツ40周年 #140字の読書感想文 #高校アフロ田中
こざき亜衣:「編集王」
陽の光を浴びない者が主人公になり得ること、人間の心それ自体がドラマになること。醜さや弱ささえも肯定してくれる、泥臭く美しい土田先生の絵と、物語というものの懐の深さ。私が初めて触れた青年誌の世界でした。#スピリッツ40周年 #140字の読書感想文 #編集王
のりつけ雅春:「昴」
昴すごい、めーちゃーめーちゃー何回も鳥肌立った記憶、絵もヤバイ、好き、あの柔らかい線を丸ペンで描いてると聞いた事あるけど、めーちゃーめーちゃーヤバイ。好き。#スピリッツ40周年 #140字の読書感想文 #昴
矢寺圭太:「団地ともお」
「こさめちゃん」を当時読んだ読者は皆思ったはず。この漫画の良さを分かるのは自分だけだ!と。その小田扉がスピリッツで!?驚いた!この作風で週刊!?…どころか「団地ともお」は、毎週センスオブワンダーな連載を16年続けるのだった。。凄すぎる!#スピリッツ40周年 #140字の読書感想文 #団地ともお
吉田戦車:「めぞん一刻」
高2からリアルタイムで読んでいた。響子さんと五代君の物語が本筋であることは間違いないのだが、私が一番「めぞん一刻」らしさを感じるのは、何者なのかまったくわからない一刻館住人、四谷さんである。未読の人はぜひ四谷さんを体験してほしい。 #スピリッツ40周年 #140字の読書感想文 #めぞん一刻