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鳩山郁子が堀辰雄「羽ばたき Ein Marchen」をコミカライズ、原作小説や解説文も収録

鳩山郁子「羽ばたき Ein Marchen」が、本日7月10日に発売された。堀辰雄の同名少年文学をコミカライズした作品だ。

物語の舞台となるのは、仕置場の跡だという古い塔が残る街。巷では活動小屋で上映されていた「怪盗ジゴマ」が流行し、子供たちも“ジゴマごっこ”をして遊んでいた。そんなある日、ジゴマ役をしていた少年・ジジの母親が亡くなり、孤児となったジジが姿を消してしまう。ジジと遊んでいた少年たちは、ジジはきっと塔の中に閉じこもっているんだろうと考えるが、彼は一向に姿を現さない。同じ頃、街では盗みを繰り返す“ドロボウ鳩”の存在が問題となっていて……。月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載された。単行本には原作小説と、文筆家・長山靖生による解説文を収録している。