「いけいけ!バカオンナ」結子と文音の共通点は「“我が道を行く”ところ」

「いけいけ!バカオンナ~我が道を行け~」完成披露記者会見の様子。左から真魚、文音、石田ニコル。

鈴木由美子原作による実写映画「いけいけ!バカオンナ~我が道を行け~」の完成披露記者会見が、本日6月29日に東京・映画美学校で行われた。

Kiss(講談社)にて連載された「いけいけ!バカオンナ」は、外では自由奔放なイケイケな女を気取っているが、私生活では地味で質素な生活を送るゆうこと、ゆうこに負けず劣らずのイケイケな女・せつこの友情を描いた自伝的作品。映画ではバブル時代を描いた原作から現代に設定を変え、恋愛・仕事・友情などの問題を抱える現代アラサー女子たちの姿が描かれる。

会見には結子役の文音、セツコ役の石田ニコル、エミ役の真魚、監督を務めた永田琴が登壇。コメディ映画初主演の文音は「コメディは本当に奥が深くて難しかったですね……」としみじみ語る。結子の役柄については「演じやすくはなかったですね。女性なら共感できる部分はたくさんあって理解はできるのですが、彼女は突拍子もなくて特急列車みたいな女の子なので。日々全力でギアをトップに入れていて」と話した。結子と自身の違いを強調した文音だったが、それに対して永田監督は「文音も自分が決めたことには一直線。私の中ではぜんぜんブレてなかったんです」と指摘。それを受けた文音は「“我が道を行く”という意味では一緒だと思います」と肯定した。

劇中では結子らの変顔が披露されており、文音は「ニコルちゃんもですが、ものすごく変顔してます。ノーメイクのシーンも多くて。女子が隠したい部分を全面的にさらけ出しました」と胸を張る。石田も変顔をした撮影の後は「ちょっとだけ悩みながら帰りました。これを大画面で見せていいのかって……」と不安な気持ちになったことを冗談交じりに告白。そんな石田は自身が演じたセツコについて「すごく親近感を覚えました。やってる職業も一緒なので」と共感を示した。

真魚は自身が演じたエミとの共通点として、「思ったことをすぐ言ってしまう」という点を挙げる。文音は彼女との共演を「撮影中もわからないことがあったら、堂々と『わかりません!』と手を上げて聞けるカッコいい女優さん。心がすごくオープンでなんにも壁がない。2人のシーンも演じていてすっごく楽しかった」と振り返った。

会見の最後には文音が「ガールズが自分たちで幸せをつかむ話。そのための“我が道を行け”。すごくパワフルな応援ムービーになった。女性なら共感できるポイントもたくさんあると思います」とコメント。そして「やっぱり笑顔や笑いはこういうときだからこそ必要。マスクして劇場に来ていただいて、大きな口を開けて、大声で笑って、自分にとっての幸せってなんだろう?とか、ちょっと勇気をもらってくれたらうれしいです。たくさん笑ってください」と呼びかけ、会見を締めくくった。「いけいけ!バカオンナ~我が道を行け~」は、7月31日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー。

実写映画「いけいけ!バカオンナ~我が道を行け~」

2020年7月31日(金)に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

出演:文音、石田ニコル、真魚、小野塚勇人、花沢将人、藤田富、菅谷哲也、小西遼生、田中要次
原作:鈴木由美子著「いけいけ!バカオンナ」(講談社「Kiss」所載)
監督:永田琴
脚本:北川亜矢子
製作:ネスト
制作協力:E・F・P
制作プロダクション:エクセレントフィルムズ
配給:アークエンタテインメント

(c)鈴木由美子・講談社/ネスト (c)2020映画「いけいけ!バカオンナ」製作委員会