イラストレーターのloundraw(ラウンドロー)によるメディア横断型プロジェクト「PROJECT COMMON」が始動。自身が監督を務める短編アニメーション映画の制作が決定した。
loundrawは「君は月夜に光り輝く」「君の膵臓をたべたい」「恋のゴンドラ」といった小説の装画などを手がけるイラストレーター。2018年7月には大学卒業に合わせた卒業制作として、監督・脚本・演出・レイアウト・原画・動画といった作業をすべて自身で担当するオリジナルアニメーション「夢が覚めるまで」を制作した。
「PROJECT COMMON」は「真実のloundrawを表現する」というテーマで展開されるメディア横断型プロジェクト。loundrawは「どんな時でも変わらない、確固たる自分を見つけたい。このプロジェクトは、僕と皆さんで本当の“loundraw”を探し出す挑戦です。楽しみにしていてください」と語っている。本プロジェクトの詳細は特設サイトにて順次公開予定だ。
またloundrawが2019年1月に設立したアニメーションスタジオ・FLAT STUDIOに、新たにれおえん、Merrill Macnaut、涌元トモタカ、asano66、banishmentというイラストレーターやアニメディレクターが加わることも明らかに。さらに小説家の佐野徹夜がFLAT STUDIOメンバーとともに、創作チーム「兀兀」を立ち上げることも発表された。
loundrawコメント
たくさんの絵を描いてきました。
自分の悩みや嫉妬、理想を描く。そんな始まりでした。
奇しくも、それが人との繋がりを生み、広がり、今日の僕がいます。
幸せです。とても恵まれていると思います。
でも、このままではダメになってしまうでしょう。
人の顔色を伺う自分がいました。
間違えないように。裏切らないように。
僕はいつからか、誰かが思う“僕”であるための努力をし始めました。
変わらないといけない。
だから、挑戦をします。
短編アニメーション映画を作ります。
ストーリーと映像の中で、新しい世界を探します。
個展を開催します。
もう一度、自分の絵を見つめます。
COMMON、共通の。
そんな言葉がふさわしい気がして、プロジェクト名にしました。
どんな時でも変わらない、確固たる自分を見つけたい。
このプロジェクトは、僕と皆さんで本当の“loundraw”を探し出す挑戦です。
楽しみにしていてください。
何卒よろしくお願いします。