浦沢直樹、永井豪がkotobaのスティーヴン・キング特集に登場、その魅力に迫る
本日6月5日に発売されたkotoba2020年夏号(集英社)では、スティーヴン・キングの特集が組まれており浦沢直樹、永井豪へのインタビューが掲載されている。
浦沢へのインタビュー「世界を壊し、創造し続ける小説家」では、「キングがいなかったら、僕は今こうしていないかも」という浦沢が、キング作品との出会いや小説を読んだ際に受けた衝撃などについて話しているほか、キング作品から導かれるモダンホラーの定義について分析している。また、浦沢自身がもっとも影響を受けたという、キングの小説の創作スタイルについても語った。なお浦沢はキングの肖像画も描き下ろしている。
一方、永井は「“強迫観念”の名人」と銘打ったインタビューで、「キングは、人が潜在的に持っている“強迫観念”を具現化する名人だと思う」と説明。さらにキング原作の映画「シャイニング」を公開当時に手塚治虫とともに鑑賞した際のエピソードや、キング原作による映画の魅力、キングが描く恐怖と「デビルマン」との共通性などについて語った。