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オリジナルアニメ「クラユカバ」クラウドファンディング始動、成田良悟も推薦

オリジナルアニメ「クラユカバ」の本編制作を目指すクラウドファンディングプロジェクトが始動。キービジュアル、パイロットフィルムが公開された。

本作は「端ノ向フ」「女生徒」といった短編アニメ作品を手がけてきた塚原重義監督による、初の長編アニメーション企画。2018年から19年にかけて、クラウドファンディングサイト・Makuakeでパイロットフィルム制作のための支援が集められていた。キャラクターデザインは皆川一徳、アニメーション制作はマカリア、企画はツインエンジンが担当し、りょーちもがスペシャルアニメーターとして参加する。パイロットフィルムでは主人公・荘太郎の姿や、装甲列車・装脚戦車のアクションシーンを垣間見ることができる。

このたびMotionGalleryで実施されるクラウドファンディングの目標金額は2000万円。総尺40分の構想のうち、“序章”にあたる部分の制作を目指す。リターンには制作資料の閲覧権、絵葉書、BGMを収めたソノシート、「監督と行く!北区王子ツアー」などのほか、小説家・成田良悟の書き下ろしショートストーリーが用意された。成田は前回のクラウドファンディングに出資したといい、「【クラユカバ】は今まで塚原さんが積み上げてきた壮大な世界観の中にある『深い闇の中に続く道』の部分を切り拓いていく作品となりそうなので、一出資者、一ファンとして非常に楽しみにしております」と推薦コメントを寄せている。支援募集期間は8月27日まで。

塚原重義監督コメント

どこまで続く、ぬかるみぞ。
出口の見えない構想のトンネルを潜り進んで幾星霜…
オリジナルアニメ企画の成立は難しいと云われ続けた中、皆々様の心厚きご支援により今春パイロットフィルムが完成し、
遂にクラユカバ計画はその本篇制作への足掛かりを確保するに至りました。
あとは、制作陣一丸となって突入するのみであります。
時に風雲急を告げるこの情勢下、芽吹いたこの苗床の行末を、今暫く見守って頂ければ幸いです。

成田良悟(小説家)推薦コメント

初めまして、突然誰だお前はと言われそうですが、クラユカバに前回出資させていただいた小説家の成田良悟と申します。FLASH動画の黄金時代に見かけた塚原監督の【ウシガエル】に心を掴まれ、【端ノ向フ】で独特な世界観に引き込まれつつ育ってきた中、Makuakeさんで【クラユカバ】の企画を見て「これは凄い! 完成品が是非とも観たい!」と出資した所、リターンである特別映像の制作の打ち合わせの中で話が盛り上がり、巡り巡ってスピンオフ短編小説の執筆というお仕事を頂く形となりました。お金を出して仕事を得るという何とも奇々怪々な路地に足を踏み込んだ私ですが、好きな世界観の作品に関われるというのはそれだけで嬉しいので全身全霊をもって取り組ませて頂きます! この【クラユカバ】は今まで塚原さんが積み上げてきた壮大な世界観の中にある「深い闇の中に続く道」の部分を切り拓いていく作品となりそうなので、一出資者、一ファンとして非常に楽しみにしております。私もこの世界観に間借りしつつ短編小説で企画盛り上げの一助となるよう頑張ります。その上で、【クラユカバ】を皆様と共に改めて作品の成功を応援する事ができれば幸いです!

「クラユカバ」

スタッフ

原作・監督:塚原重義
キャラクターデザイン:皆川一徳
スペシャルアニメーター:りょーちも
CG・撮影監督:maxcaffy
美術設定/背景原図:ぽち
デザインワークス:アカツキ チョータ、けーぜ、石川剛史、カズノコ、キツネイロ、可否、七原しえ
アニメーション制作:マカリア
企画:ツインエンジン

(c)塚原重義/ツインエンジン