直木賞作家・荻原浩がマンガ家デビュー、不可思議な8編を収めた作品集

「人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集」

荻原浩「人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集」が、本日4月24日に集英社より発売された。

本書は2005年に「明日の記憶」で第18回山本周五郎賞、2014年に「二千七百の夏と冬」で第5回山田風太郎賞、 2016年に「海の見える理髪店」で第155回直木三十五賞を受賞した荻原のマンガ家デビュー作。表題作の「人生がそんなにも美しいのなら」は、病室で最期の時を迎えようとしている93歳の幸子のもとに、次々と懐かしい人々が訪れてくる物語だ。そのほか幼なじみ2人が交わした約束の行方を描く「あの日の桜の木の下で」、アマゾン川流域に瓶で日本語の手紙が流れ着く「大河の彼方より」など、センチメンタルで不可思議な全8編が収録された。

なお本作の刊行を記念し、荻原とこうの史代の対談を小説すばる5月号(集英社)に掲載。集英社文芸書公式サイト・レンザブローと集英社文芸公式noteでも全文掲載されている。