久保帯人「BLEACH」が2021年8月に20周年を迎えることを記念したプロジェクト「face again」の発足が、本日3月21日にYouTubeLive、Periscopeで配信された「BLEACH20周年プロジェクト&久保帯人新作発表会」で発表された。
同プロジェクトでは「BLEACH」の最終章にあたる「千年血戦篇」をアニメ化。「千年血戦篇」は死神と滅却師(クインシー)の因縁や、黒崎一護の知られざるルーツを描いた物語で、「BLEACH」のTVアニメ放送が2012年に終了して以来8年を経てのアニメ化となる。久保は「『BLEACH』最終章は、まあアニメやってる間に最終章までいかなかったからしゃあないよねー。みたいな感じだったんですが、ここにきてアニメ化。聞けば『BLEACH』20周年だそうで。ありがたいですね」とコメントした。
また2021年冬には、「BLEACH」連載15年の間に描かれたカラーイラストや生原稿を展示する原画展が開催されることも決定。原画展の会場や開催期間などの詳細は続報を待とう。
このほか週刊少年ジャンプ(集英社)の創刊50周年を記念し、2018年に発表された久保の読み切り「BURN THE WITCH」が、今夏より週刊少年ジャンプにてシリーズ連載されることも明らかに。「BURN THE WITCH」はロンドンに生息するドラゴンを保護・管理する魔女を描くファンタジーアクションで、連載では読み切り版を前日譚とした新エピソードが展開される。また今秋に劇場中編アニメーション化されることもアナウンスされた。キャストやスタッフも発表されており、ニニー・スパンコール役を田野アサミ、新橋のえる役を山田唯菜、監督を川野達朗、アニメーション制作をteamヤマヒツヂとスタジオコロリドが担当。久保は「ネームを渡してアニメ化してもらいつつ原稿も描く、というのは初めての経験で面白かったし、どちらも良いものになってんじゃないかなーと思います」と語った。
なおプロジェクトの概要をまとめたPVや、「BURN THE WITCH」のティザーも公開に。また少年ジャンプ+では「BURN THE WITCH」読み切り版が無料公開されているほか、「BLEACH」48巻分が4月5日まで無料開放されている。
久保帯人コメント
まとめてアレコレ発表になって、みなさん半分ぐらい忘れちゃってることだろうと思います。僕は半分ぐらい忘れちゃってて、今このコメント書き直してるとこです。
『BLEACH』最終章は、まあアニメやってる間に最終章までいかなかったからしゃあないよねー。みたいな感じだったんですが、ここにきてアニメ化。聞けば『BLEACH』20周年だそうで。ありがたいですね。しかも『BLEACH』展までやってもらえるそうで。20周年に感謝です。ここまでの文章が他人事みたいなのは、まだ「でかい規模でやるぞー!!」的な大枠しか決まってないからなんですが、どっちでもできるだけ協力して良いものにしていきたいなあと思ってます。そういやこないだ星十字騎士団のキャストも何人か選んだとこです。楽しかったー。
『BURN THE WITCH』の続きは、ホントは描くつもりなかったというか、趣味で描いて家族にでも読ませようかなーと思ってたんですが、担当に上手いこと乗せられてジャンプに載せることになりました。
ネームを渡してアニメ化してもらいつつ原稿も描く、というのは初めての経験で面白かったし、どちらも良いものになってんじゃないかなーと思います。
原稿はもう終わっているので、これを皆さんが読む頃は僕はどぶ森をやっていると思います。皆さんもどぶ森をやりながら公開を待っていて下さい。どぶ森というのは、どうぶつの森の略称です。
劇場中編アニメーション「BURN THE WITCH」
2020年秋公開
スタッフ
監督:川野達朗
副監督:清水勇司
脚本:涼村千夏
キャラクターデザイン:山田奈月
ドラゴンデザイン:大倉啓右
背景美術:スタジオコロリド美術部
美術監督:稲葉邦彦
色彩設計:田中美穂
CGI監督:さいとうつかさ
撮影監督:東郷香澄
音楽:井内啓二
音響監督:三好慶一郎
アニメーション制作:teamヤマヒツヂ/スタジオコロリド
キャスト
ニニー・スパンコール:田野アサミ
新橋のえる:山田唯菜