高橋陽一原作による舞台「超体感ステージ『キャプテン翼』」の公開稽古と囲み取材が、本日7月25日に都内で行われた。
フランス国際Jr.ユースを制した翼たち全日本メンバーと、 世界中のU-20選手によって結成されたクラブチーム・RED STORMの戦いを描く「超体感ステージ『キャプテン翼』」。公開稽古は、フランス国際ユース決勝戦を終えた元木聖也演じる大空翼ら日本代表選手たちが、帰国便の乗り継ぎでドバイに立ち寄るシーンからスタートした。田中稔彦演じるロベルト本郷に旧市街へと誘われたメンバーたちは街中でサッカーを始め、松永一哉演じるRED STORMのエイブ・レオンと出会う。
続いて公開されたのは全日本合宿所のグランドでの、日本代表とRED STORMとの合同練習シーン。レオンと斎藤准一郎演じるノエル・ポポロが全日本メンバーに、驚異的な身体能力を見せつける。公開稽古の最後には全日本とRED STORMによる試合のシーンも。輝山立演じる石崎了の顔面ブロックや土井一海演じる早田誠のカミソリシュート、松井勇歩演じる日向小次郎の雷獣シュートなど、おなじみの必殺技も飛び出し試合は白熱していく。本番ではさらにフライングやマジック、映像などが融合させた演出が用いられる予定だ。
稽古後に行われた囲み取材には元木、松井、土井、田中のほか、若林源三役の中村龍介、岬太郎役の鐘ヶ江洸、三杉淳役の鷲尾修斗、若島津健役の渡辺和貴、松山光役の反橋宗一郎、新田瞬役の加藤真央、立花政夫役の大曽根敬大、立花和夫役の廣野凌大、次藤洋役の皇希、見上辰夫役の瀬川亮、総合演出のEBIKEN(蛯名健一)が参加。オリジナルストーリーで展開される本作について元木は「EBIKENさんの演出に加え、身体能力の高いキャストが揃っております。フライングやマジック、ハプティクス技術を使った体感シートやフレグランスといった新しい要素も詰まっているので、他に類を見ない舞台にしたい思います」と意気込む。
アクロバット演出を用いて必殺技を表現することに対し、松井は「実際にボールがなくても、空中に浮いているときは目線で追ったり、ボールがどこにあるのか繊細に演じたいと思います」と抱負を述べる。松井の発言を受け鐘ヶ江も「アクロバットをするときにボールがあるように表現するのが大変だと実感しています。今後は稽古でもワイヤーだったりマジックが増えてくるので、さらに大変になってくるはずです」と続けた。
田中は自身が演じるロベルト本郷というキャラクターについて「元ブラジル代表のエースでしたが網膜剥離でサッカーができなくなりました」と語りながら、「今作では自分が育てた翼とレオンがぶつかり合うという大きなドラマがあります。ロベルトとしては自分に希望を与えてくれた2人、両者に愛を持って取り組んでおります」と舞台での立ち位置について説明する。EBIKENは開幕に向け、「キャストたちは身体能力だけでなく、お芝居もプロだなと感じます。生身の部分だけでも迫力があるんですが、ここに映像やいろんな要素が加わってくると、かなり面白くなるんじゃないかと思います」とアピール。最後に元木は「舞台版『キャプテン翼』もすごいと思ってもらえるよう、みんなでがんばっています。キャスト一同、命を燃やしていますので、期待して待っててください」と呼びかけた。「超体感ステージ『キャプテン翼』」は8月18日から9月3日まで、東京・Zepp ブルーシアター六本木にて上演される。
超体感ステージ「キャプテン翼」
日程:2017年8月18日(金)~9月3日(日)全23回公演予定
会場:Zeepブルーシアター六本木
料金:プレミアム体感シート1万2800円、プレミアム席1万800円、一般席7800円
キャスト
大空翼:元木聖也
若林源三:中村龍介
日向小次郎:松井勇歩
岬太郎:鐘ヶ江洸
三杉淳:鷲尾修斗
松山光:反橋宗一郎
早田誠:土井一海
新田瞬:加藤真央
次藤洋:皇希
若島津健:渡辺和貴
石崎了:輝山立
立花政夫:大曽根敬大
立花和夫:廣野凌大
ロベルト本郷:田中稔彦
見上辰夫:瀬川亮
デューター・ミューラー:伊阪達也
カール・ハインツ・シュナイダー:北村悠
エル・シド・ピエール:西馬るい
カルロス・サンターナ:AKI
エイブ・レオン:松永一哉
ノエル・ポポロ:斎藤准一郎
山守ジェネラルマネージャー:阿部丈二
アンサンブル
猪狩裕平
高澤礁太
西田直樹
正宗雄太
水島勇貴
スタッフ
総合演出:EBIKEN(蛯名健一)
脚本・演出アドバイザー:加世田剛
振付:松永一哉
製作:アルテメイト/Planning Office GS
エグゼクティブプロデューサー:杉本圭司
製作統括:萩原要/牛田直人
プロデューサー:石津美奈
舞台総合監督:杉田靜生
(c)高橋陽一/集英社 (c)超体感ステージ「キャプテン翼」製作委員会