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ミュージカル「王家の紋章」再演で“王族”の新妻聖子がメンフィスの髪質を絶賛

細川智栄子あんど芙~みん原作によるミュージカル「王家の紋章」が明日4月8日に東京・帝国劇場にて開幕。これに先駆け本日4月7日にメンフィス役の浦井健治、キャロル役の新妻聖子と宮澤佐江が取材に応じた。

2016年8月に行われた初演の公演初日に、再演が発表された本作。同キャストでわずか半年での再演を迎えるにあたり、宮澤は「また帝国劇場の舞台に立てるのが夢のよう。このうれしさをキャロル役に活かしていきたい」と意気込む。新妻は「丁寧に稽古ができた手応えがあるので、より良い作品になっていると自信を持ってます」と胸を張った。また浦井は細川智栄子あんど芙~みんについて「(初演での)初日のカーテンコールではおふたりが白いハンカチでこう(涙を拭う動作を)やってらっしゃった」と感慨深げに話す場面も。

また浦井いわく「新生といっても過言ではない」という再演版は、演出・舞台装置・衣装もバージョンアップ。シーンの追加とカットもあるという。「王家の紋章」ファンの“王族”である新妻は、「個人的に原作で私が1番好きな、メンフィスの『わたしを見て、初めて笑ったな。もう一度笑え、わたしの腕の中で』というセリフが新たに盛り込まれました……!」と大興奮。「キャロルが笑うとメンフィスが本当にうれしそうな顔をするんです。メンフィスの純粋さを表してるなって。マンガではほっぺに線が入ってる赤くなって照れてるようなメンフィスの顔を、浦井さんが再現してくださって……」と続け、そのシーンに浦井のアドリブで、「愛(う)いやつ」とセリフが追加されたことを明かした。

浦井も「前作よりハッピーエンド感と、あと荻田(浩一)さんがおっしゃったのですが、キャロルとメンフィスのラブ度も上がっています。そしてキャロルがテーベの町に行くくだりにポップなソロ曲、大ラスに2人のデュエットが新曲で加わりました」と期待を煽る。

初演時の取材時にも明かされた新妻の“王族”ぶりは健在。浦井は今回もたくさんの“ダメ出し”を受けたと言うが、最近は「髪質を褒めていただいた」とのこと。新妻は「今回からメンフィス様の毛質が、よりなめらかに、マンガで細川先生方が描く奇跡のキューティクルがより再現されていて、うっとりします」と満面の笑みでメンフィスの髪をなでる。「よかったよかった」と微笑んでいた浦井も、新妻が「照明を浴びたときの光沢というものがマンガにより近づいたかなと……」と暴走し始めると「専門家か!」とツッコみ、記者たちの笑いを誘った。

本作では単行本4巻までを舞台化。次回作への展望について記者から尋ねられた浦井が、「アッシリアですか……」と目を輝かせると、同時に新妻が「アッシリアはいいですよー。名キャラクターがまだざっくざく……」と盛り上がり、「ちょっと今引きました(笑)」と浦井がたじろぐ場面も。新妻は笑顔で「カーフラ王女とか、ミュージカルソングを書き下ろしたくなる強烈キャラがいっぱい控えてるので。あとは私たちがどれだけ16歳と18歳でいられるか」と意気込みを語った。

ミュージカル「王家の紋章」は4月8日から5月7日まで帝国劇場、5月13日から31日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。

ミュージカル「王家の紋章」再演

日程:2017年4月8日(土)~5月7日(日)
会場:東京都 帝国劇場

日程:2017年5月13日(土)~31日(水)
会場:大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

原作:細川智栄子あんど芙~みん
脚本・作詞・演出:荻田浩一
作曲・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ

キャスト

メンフィス:浦井健治
キャロル:新妻聖子、宮澤佐江
イズミル:宮野真守、平方元基
ライアン:伊礼彼方
アイシス:濱田めぐみ
イムホテップ:山口祐一郎
ミタムン:愛加あゆ
ナフテラ:出雲綾
ルカ:矢田悠祐
ウナス:木暮真一郎
ほか