「シグナル100」橋本環奈が日本映画の良さ詰まってるとPR、今年の抱負はURL
宮月新・近藤しぐれ原作による実写映画「シグナル100」の初日舞台挨拶が、去る1月24日に東京・丸の内TOEIで行われた。
舞台挨拶には樫村怜奈役の橋本環奈、榊蒼汰役の小関裕太、和田隼役の瀬戸利樹、西園寺聖也役の甲斐翔真、藤春昴役の中尾暢樹、桐野玄役の福山翔大、羽柴健太役の中田圭祐、園田樹里役の山田愛奈、小泉はるか役の若月佑美、箕輪紀子役の恒松祐里、竹葉リサ監督が登壇した。同年代のキャストが多数揃っている本作について橋本が「個人個人ですごく仲が良くて、いい雰囲気で撮影が進みました」とチームワークの良さについて説明しながら、「(SNSに)写真をいっぱい載せたりしましたね」と語ると、小関が「ゆるい動画シリーズとかね」と映画の公式SNSにアップされた動画について説明。さらに橋本が「瀬戸くんが(動画に出てくる)回数が少なかったりして」と続けると、瀬戸も「でもそれについてこぼしたら、僕の動画を上げてもらえるようになったのでよかったです」と笑顔を見せた。
イベント中、本作がブリュッセル国際ファンタスティック映画祭から招待を受けたほか、スペインでの映画祭でも上映されたことを司会者が説明。本作が世界で上映されることについて橋本は「すごくうれしいです。この作品には日本の映画の良さが詰まっていると思っていて、グロい描写もあるんですけど、ドキドキワクワクできるという部分は海外の方にも楽しんでいただけるんじゃないか」とアピールする。竹葉監督も「海外にはJホラーや東映のバイオレンス映画のファンが多くいるので、そういうものが好きな方に楽しんでもらえたらうれしいです」と続けた。
その後会場では、橋本が第44回エランドール賞の新人賞に選出されたことが話題に。2019年の総括を問われた橋本は「2019年に20歳になりました。20歳になって初めての作品が『シグナル100』で、自分の中では挑戦的な作品だったんですが楽しく撮影できて充実した1年でしたね」と振り返る。また2020年の抱負をフリップで回答するコーナーで橋本は「URL」と答え、「私はネットニュースを見るのが好きで、人にニュースのURLを送りがちなんです。それをすることによって、その人が興味のない分野のニュースを見てくれるかなと思っているので、今年もそれをより続けていきたいです」とコメント。これに対しすでにURLを送られたことがあるという共演者たちからは「食べ物屋さんのURLが送られてきました」「橋本先生のおかげでいろんな分野に詳しくなりました」といった声が挙がった。
竹葉監督は同コーナーで「零歳」と書かれたフリップを掲げ、「私が高校生の時、2000年に『バトル・ロワイアル』という映画を観たんです。あれから20年経ったので、新たに生まれ変わった気持ちで純粋なものを生み出していきたいです」と宣言。最後に橋本が「公開初日を迎えてこの作品が皆さんの元に届いてうれしく思っています。この作品はR15+指定の作品でもありますし、グロテスクな描写があってともすると観る人を制限してしまうかもしれないんですが、それでも多くの方に観ていただきたいです」と呼びかけた。
※「シグナル100」はR15+指定作品
(c)2020「シグナル100」製作委員会