田島列島原作による実写映画「子供はわかってあげない」の追加キャスト、ティザービジュアル、特報映像が公開された。
6月に公開される「子供はわかってあげない」は、水泳部に所属する高校2年生の女子・朔田美波の、ひと夏の冒険を描いた物語。美波役の上白石萌歌、門司昭平役の細田佳央太に続く追加キャストとして、美波が幼い時に離婚し行方がわからなくなってしまった実父・藁谷友充（わらがいともみつ）役を豊川悦司、門司の兄でストーリーの鍵を握る明大（あきひろ）役を千葉雄大、美波の母親・朔田由起（さくたゆき）役を斉藤由貴、美波の育ての父の朔田清（さくたきよし）役を古舘寛治が演じる。併せてキャスト陣のコメントも到着した。
ティザービジュアルを使用したチラシは映画の世界観を表現した両A面。上白石演じる美波と細田演じる門司の2ショットと、上白石演じる美波の表情を捉えたビジュアルがお目見えした。また映像初解禁となる特報では、美波と門司の印象的な出会いのシーンからスタート。そしてコミカルな2人の掛け合いが収められた。
豊川悦司（藁谷友充役）コメント
おっさんにはおっさんの夏があるわけで、そんなおっさんの一夏を沖田組で楽しく過ごすことができました。
子供はわかってくれないけど、それでも一緒にいるのはとても楽しい。
人生って順番通りに進むんだなぁ、てホント思います。
千葉雄大（門司明大役）コメント
また沖田組に参加できたことは、僕にとってご褒美のような出来事で、前回ご一緒したときより少しでも成長した姿を見せたいと肩を回して現場に臨んだのですが、そんな気負いはどこへやらすごく自然体で現場にいてしまった気がします。
沖田さんの前では嘘つけないな、と。上白石さんも細田くんもとても素敵で大好きな役者さんです。
誇張されがちなところを本当に自然なものとして表現したいと思いやらせていただきました。
斉藤由貴（朔田由起役）コメント
沖田組のスタートは、まず「美波の家族」として、一緒にピクニックをして、遊園地で遊ぶところから始まりました。「写真のためにピクニック」「写真のために遊園地」ではなくて、本当に家族でお弁当を食べ、本当に絶叫マシーンに乗り、本当にレストランで食事をし、お土産を買いました。「演技」ではない、温かく優しい家族の空気感が、そうしてちゃんと生まれました。
生きるために必要な、「安心感と心地良さ」。それが映像に醸し出されていたらとても嬉しいです。
古舘寛治（朔田清役）コメント
僕が30代から参加してる沖田監督との久しぶりの映画。
昔の友人に会うような心境だったかも知れません。知っているスタッフも多く、同窓会に行くような感じでもありました。そして過ぎた月日を思い、改めて自分も歳とったな～と感じました。
高校生の娘がいる父。そういう役が多くなってきました。
今回、子供がいない自分には想像が難しかったですが、撮影終盤には本当に美波みたいな娘がいたらな～と思ったりもしました（笑）。
どんな映画になるんでしょう。楽しみにしています。
映画「子供はわかってあげない」
原作：田島列島『子供はわかってあげない』（講談社モーニングKC刊）
監督：沖田修一
出演：上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、古舘寛治、斉藤由貴、豊川悦司
企画・製作幹事：アミューズ
配給：日活
制作プロダクション：オフィス・シロウズ
(c)2020「子供はわかってあげない」製作委員会 (c)田島列島／講談社
