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OVA「フラグタイム」設定資料集が発売決定、スタジオ経営破綻で不利益受けたスタッフに還元

さと原作によるOVA「フラグタイム」の設定資料集の発売が決定した。

全3巻で構成され、1巻は原画集、2巻は絵コンテ集、3巻はアフレコ台本をテーマに、それぞれ作品資料を収録する。なお設定資料集の利益は、「フラグタイム」の制作に携わった一部スタッフにすべて還元されるとのこと。「フラグタイム」の公式サイトでは、本作の公開中に制作スタジオであるティアスタジオを運営する株式会社ネクストバッターズサークルが経営破綻したことに触れ、「作品制作に関わられた方々の一部に、経済的な不利益が生じていることが判明いたしました」と説明。ポニーキャニオンおよび本作の製作委員会は、ネクストバッターズサークルへの「債務の履行はすでに終えている状況」としながら、「このたびの事態に強く心を痛めており、僅かでも不利益の回復に資することができないかと考え、本商品の販売を企画いたしました」「商品としても、本作の世界観と魅力をより深く感じられるようなものになるよう努めてまいります」と設定資料集発売への経緯を語った。

設定資料集の受注は、本日12月27日よりポニーキャニオン通販サイト・きゃにめにて開始。2020年3月31日に全3巻同時発売となる。

また1月10日からの東京・EJアニメシアター新宿での上映を皮切りに、各地での追加上映も行われる。追加上映する劇場では、入場者プレゼントとしてさとがアニメ本編のその後を描き下ろしたショートストーリー「放課後のふたり」が配布される。

(c)2019 さと(秋田書店)/「フラグタイム」製作委員会