絵本「えんとつ町のプペル」が2020年12月にアニメ映画化。このたび制作をSTUDIO4℃が手がけることが発表され、併せてイメージビジュアルが公開された。
「えんとつ町のプペル」は西野亮廣(キングコング)をプロデューサーとして、33名のクリエイターによる分業体制によって制作されたオールカラー絵本。クラウドファンディングで資金を募り、2016年に幻冬舎より刊行され、現在までに42万部を超える売り上げを記録している。煙突だらけで黒い煙に覆われた“えんとつ町”に生きる、親を亡くした少年・ルビッチと、ハロウィンの夜に彼のもとに現れたゴミ人間・プペル、2人に訪れた奇跡を描く物語だ。
映画は監督を廣田裕介が務め、絵本で描かれていない要素や新たな登場人物も盛り込まれる。イメージビジュアルは映画のキャラクターデザインを手がける福島敦子が描き下ろした。製作総指揮・原作・脚本として携わる西野は、「映画では絵本に描かれていない全てを描いていますので、絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います」とコメント。「『打倒ディズニー』といろんなところで言ってはいますが、僕はディズニーが大好きで、夢を見させてくれるし、一番リスペクトしていて。だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたい」と意気込みを述べている。
西野亮廣(製作総指揮・原作・脚本)コメント
2011年頃、まず最初に「えんとつ町のプペル」という物語を書いたのですが、その時から映画化を考えていました。実は全10章というとても長い物語で、誰も知らない作品をいきなり映画で公開しても、映画館に足を運んでもらうことがあまり想像できなくて、まずは3~5章だけを絵本として出版して、皆さんに知っていただいた上で全章を映画化しよう、という順番ですね。とても長い物語ですが、映画では絵本に描かれていない全てを描いていますので、絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います。
「打倒ディズニー」といろんなところで言ってはいますが、僕はディズニーが大好きで、夢を見させてくれるし、一番リスペクトしていて。だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたいなという思いがあります。作品の中でキャラクターたちに「諦めるな」や「夢は叶う」ということを言わせているので、その張本人が挑まないことにはチグハグだなと思うので、正面から挑んで戦いたいなと思っています。
ようやく思い描いていた映画が、来年のクリスマスに公開になりますので、ぜひ遊びにいらしてください。
「映画 えんとつ町のプペル」
製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
監督:廣田裕介
アニメーション制作:STUDIO4℃
原作:にしのあきひろ「えんとつ町のプペル」(幻冬社)
配給:東宝=吉本興業共同配給