三田紀房「アルキメデスの大戦」の舞台化が決定した。2020年6月30日から7月16日まで東京・シアタークリエにて上演されるほか、同年7月に全国公演も予定されている。
「アルキメデスの大戦」は第二次世界大戦時の日本海軍を題材にした歴史マンガ。海軍主計少佐として、戦艦建造計画の不正を暴こうと奮闘する数学の天才・櫂直(かいただし)の活躍が描かれる。同作はヤングマガジン(講談社)にて連載されており、菅田将暉主演による実写映画が今年7月に公開された。
舞台では櫂直役を鈴木拡樹、田中正二郎役を宮崎秋人、尾崎鏡子役を福本莉子、嶋田繁太郎役を小須田康人、山本五十六役を神保悟志、平山忠道役を岡田浩暉が担当し、中村太郎、岡本篤、奥田達士も出演。劇団チョコレートケーキの古川健、日澤雄介がそれぞれ脚本、演出を務める。また舞台原案として山崎貴が監督・脚本を担当した映画版「アルキメデスの大戦」もクレジットされた。
三田紀房コメント
映画化に続き舞台化が実現し、原作者としてこれ以上の喜びはありません。
この物語は難しい専門用語の台詞は多いし、詰襟の軍服で演技をしなくてはいけないし、その他俳優の皆様には大変ご苦労をおかけすると思います。
改めて感謝申し上げると共に、期待を胸に楽しみにしています。
山崎貴コメント
アルキメデスの大戦は映画が公開したときから舞台向きな話だと言われていたのですが、まさか本当に舞台にしていただけるとは驚きです。
でも確かにあの激しい議論の中で自分という存在の意味を見つけ、それを捧げていく櫂直の姿は舞台という場所ではさらに純度を増していくのかもしれないという予感があります。
舞台ならではの“この手があったか”という表現に期待します(ハードル上げ(笑))
鈴木拡樹コメント
2019年夏に映画化され話題となったこの作品。
今回、舞台化するということでさらに注目を集められるよう努めたいと思っています。
会議シーンは、アクション作品のような迫力で、原作を読んだときにはアドレナリンが出てきました!
このシーンを舞台の生の迫力でお伝えしたいと思うので、ぜひ劇場でご覧ください。
一同、お待ちしております。
舞台「アルキメデスの大戦」
日程:2020年6月30日(火)~7月16日(木)※2020年7月に全国公演あり。
会場:東京 シアタークリエ
スタッフ
原作:三田紀房「アルキメデスの大戦」
舞台原案:映画「アルキメデスの大戦」(監督・脚本:山崎貴)
脚本:古川健
演出:日澤雄介
キャスト
鈴木拡樹、宮崎秋人、福本莉子、中村太郎、岡本篤、奥田達士、小須田康人、神保悟志、岡田浩暉