TVアニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」の先行上映イベントが本日12月8日に東京・秋葉原UDX AKIBA SQUAREにて開催され、併せて最新キービジュアル、放送情報、挿入歌アーティストが発表された。
「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」はあおきえいが監督、舞城王太郎が脚本を担当するオリジナルSFミステリ作品。イベントが始まると、まずスクリーンにはあおき監督によるメッセージが映し出され、本作に込められたアニメーションや創作に対する熱い思いを観客に届ける。続いてレーザー光線が明滅する中、名探偵・酒井戸役の津田健次郎がステージに登場。スクリーンをはみ出すように映し出された映像の中の酒井戸と、ステージ上の津田の動きがモーションキャプチャーでリアルタイムに同期するというインスタレーションが披露された。作品世界を体験できる斬新な演出と津田の熱演に、集まった観客は息を呑んだ。
第1話・第2話の上映後、ステージにはあおき監督、津田に加え、キャラクターデザインの碇谷敦、キャラクター原案の小玉有起、頭に穴のあいた男・富久田役の竹内良太が登壇。一同は「ネタバレが怖い!」と口にしつつ、上映内容についてのトークを展開した。第1話のアフレコはほぼ完成した状態で行われたそうで、台本では正直よくわからないところも多かったものの、映像を観て理解を深められたと津田。竹内はオーディションからとても楽しく演じられたと振り返った。また本作では、一般的なアフレコマイクを使わずにガンマイクを立てて会話を録音する、モノローグは別室で録るなど、アフレコもこだわって行われているという。津田は「もう絵ができているのに、口パクを無視して役者のリズムでしゃべることを許してくれているんです。いろんな役者さんが本当に面白い表現をしているので、演技的にも全話オススメです」と語った。
酒井戸や富久田のキャラクターデザインに話題が及ぶと、小玉は「髪の毛をピンクにしたり青くしたりといったことは、キャラクターデザインにおいて初めてやったんです。人間の体から出る色じゃないですよね。それでもこの作品はいいかな、と思える内容だったんです」と語った。一方碇谷は「富久田は顔にピアスがいっぱいついているので、作画で忘れがちなんです(笑)」と裏話を明かした。
また本作では挿入歌をさまざまなアーティストが担当。第1話・第4話・第12話をMIYAVI、第6話を水曜日のカンパネラのKenmochi Hidefumi、第9話をKazuya Nagami、第10話をHiroshi Suenami & soundbreakers、第13話をstarRoとsoundbreakersが手がける。会場ではその一部もいち早く公開。さらにイベント終盤では、サイン色紙やタオルをプレゼントするジャンケン大会も行われた。
最後にあおき監督は「今日観ていただいてちょっとでも面白いなって思ったなら、最後まで楽しんでもらえる自信はあります。意外な展開や面白い展開がたくさんあるので、ぜひ最後まで観ていただけたら。完全オリジナル作品なので、ぜひ一緒に作品を盛り上げていただけるとありがたいです」と呼びかけ、竹内は「まばたきすらできないくらいの情報量が、アニメや音や芝居に詰まっていて、とても見応えのある、続きが気になる作品に仕上がっていると思います」とアピールした。一同が退場後、場内にはオープニングテーマ「ミスターフィクサー」を担当するSouによるボイスメッセージが流れ、楽曲とともにオープニング映像もお披露目された。
「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」は2020年1月5日よりTOKYO MXほかにて放送。初回は第1話・第2話の連続放送が行われる。
TVアニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」
放送情報
TOKYO MX、BS11:初回2020年1月5日(日)24:00~、第3話以降毎週日曜日24:30~
テレビ愛知:初回2020年1月7日(火)25:35~、第3話以降毎週火曜日25:35~
KBS京都:初回2020年1月5日(日)24:45~、第3話以降毎週日曜日24:45~
サンテレビ:初回2020年1月5日(日)24:30~、第3話以降毎週日曜日24:30~
スタッフ
監督:あおきえい
脚本:舞城王太郎
キャラクター原案:小玉有起
キャラクターデザイン:碇谷敦
美術・世界観設定:曽野由大
メインアニメーター:又賀大介
原作:The Detectives United
キャスト
酒井戸:津田健次郎
百貴:細谷佳正
富久田:竹内良太
本堂町:M・A・O
東郷:ブリドカットセーラ恵美
早瀬浦:村治学
白岳:近藤隆
羽二重:岩瀬周平
若鹿:榎木淳弥
国府:加藤渉
西村:落合福嗣
松岡:西凜太朗
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