バンドリ!発「ARGONAVIS」発表会、アニメやアプリ化に伊藤昌弘「情報の洪水」

左からランズベリー・アーサー、前田誠二、橋本祥平、伊藤昌弘、森嶋秀太、日向大輔、小笠原仁。

メディアミックス作品「BanG Dream!(バンドリ!)」発のボーイズバンドプロジェクト「ARGONAVIS from BanG Dream!」発表会が、本日11月5日に東京・秋葉原UDXシアターで開催された。

北海道の函館を舞台に、大学生によるボーイズバンド・Argonavis(アルゴナビス)の活動の軌跡を描く「アルゴナビス from BanG Dream!」。ボーカルの七星蓮役は伊藤昌弘、ギターの五稜結人役は日向大輔、ベースの的場航海役は前田誠二、キーボードの桔梗凛生役は森嶋秀太、ドラムの白石万浬役は橋本祥平が担当し、Argonavisとして実際に音楽活動を行っている。本日のイベントには、伊藤をはじめとするキャスト5名が登壇した。

イベントでは「ARGONAVIS from BanG Dream!」がアニメ化され、「アルゴナビス from BanG Dream!」というタイトルで2020年春に放送スタートすると発表される。特報映像がスクリーンで上映された後、伊藤は「去年から始まった『ARGONAVIS from BanG Dream!』がついにアニメ化ということで、応援してくれている皆さんにご報告できて本当にうれしいです」と笑顔に。橋本は「このような大きなコンテンツに関わらせていただき光栄です。このまま船を前に進め、大きいバンドになりたいと思います」と気合い十分に語る。

ここで「ARGONAVIS from BanG Dream!」に携わるスタッフも壇上へ。ブシロードの木谷高明氏は「ブシロードで初めての女性向け作品なので緊張しています」と率直な思いを口にする。アニメーション制作を担当するサンジゲンの松浦裕暁氏は「男のバンドものということで、昔の記憶を呼び起こしながら何がカッコいいのかを考えて作っていきたい」とコメント。シリーズ構成・脚本を手がける毛利亘宏氏は「5人が夢を追ってバンドをするストーリーです。生半可な気持ちでは上までいけないので、夢に向かうためにつらい試練をいっぱい与えました。彼らがそれを乗り越えていくさまを楽しみにしていただけたら」と呼びかける。監督の錦織博は「プロジェクトが始まってからライブや声の収録を演者の皆さんと一緒にやってきましたが、それを受けてキャラクターの雰囲気やアプローチが変わっていっています。短い間に成長が見られて、作り手ながら本当に楽しいです」と顔をほころばせた。

また2020年後半には、ディー・エヌ・エーの開発と運営によりゲームアプリ「アルゴナビス from BanG Dream! AAside」がリリースされることも決定。ストーリーはアニメで描かれた後の時間軸で、日本全国のアマチュアバンドの頂点を決める「ライブ・ロワイヤル・フェス」を中心に展開されるという。また本日アプリの公式サイトがオープンし、事前登録の受付がスタートすることも告知された。

さらにイベントではアニメとアプリに登場する新たなバンド、実力主義のGYROAXIA(ジャイロアクシア)と、ヴィジュアル系のFantome Irisのキャラクターや設定を初公開。GYROAXIAのボーカル・旭那由多役の小笠原仁と、Fantome Irisのボーカルであるフェリクス・ルイ=クロード・モンドール役のランズベリー・アーサーが壇上に上がる。小笠原は那由多について「一見冷酷な感じですが、すべては音楽でより上を目指すためという熱い男」と説明し、ビジュアルについて「音楽のこと以外興味ねえよっていう目、最初に見たとき『たまらん!』思いました。それなのにバンド内だと身長が低めなのがよくないですか? 僕の萌えポイントです(笑)」と話す。

ランズベリーはFantome Irisについて「全員がヴァンパイアというコンセプトで、フェリクスはすべてのヴァンパイアを統る王という設定。お客さまのことは“眷属”と呼んだり、凝っていて面白いです」とコメント。またメンバー全員が社会人という設定に触れ、「会社で会っても気付かないぐらいライブで様変わりするので、2つの面があるのが魅力です」とアピールした。

ここで3バンドそれぞれのPVもお披露目。日向は「率直にすごくカッコいい。ミュージックビデオなんですが、すごく繊細に絵が描かれているので映像としても見応えあるものになってると思います。もう、最高!」と、前田は「GYROAXIAさんもFantome Irisさんも曲がどストライクなので早くフルで聴きたい!」と、森嶋は「僕もフルで早く聴きたい! GYROAXIAのファンになりたいし、Fantome Irisの眷属にもなりたい!」とテンションを上げる。舞台裏でPVを鑑賞している間、特に興奮していたと司会に暴露された小笠原は「このPVを最初に見たときの一言目が『うひー!』だったので、僕ってオタクなんだなって思いました(笑)」と述べた。

そのほかイベントでは、ArgonavisとGYROAXIAの楽曲が収録されたCD「VOICE / MANIFESTO」が2020年1月に発売されることも明らかに。Argonavisの「VOICE」とGYROAXIAの「MANIFESTO」を含む各バンド2曲ずつと、ボイスドラマが収められる。さらにBlu-ray付きの生産限定盤も販売されることがわかった。

なお「ARGONAVIS from BanG Dream!」は11月9日と10日に東京・池袋で開催されるイベント「アニメイトガールズフェスティバル2019」に出展。会場内の「ARGONAVIS from BanG Dream!」ブース近くには、限定CDのピールオフボードが設置される。またブースでは各バンドのメンバープロフィールや、描き下ろしマンガ、書き下ろし小説を収録した小冊子を配布。さらに12月5日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催される「BanG Dream! Argonavis 2nd LIVE『VOICE -星空の下の約束-』」の一般発売に先がけ、「AGF2019特別先行シリアル」も配布される。

なおイベントでは、ブシロードが新レーベル「B blossom(ビーブロッサム)」が立ち上げることも告知。「スキを日常に」「日常にアナタのスキを応援します。」をブランドコンセプトとし、アニメやゲームをファッションとして日常的に楽しみたい人たちに向けてさまざまなグッズを展開していく。「ARGONAVIS from BanG Dream!」も、今後「B blossom」に関わってくることが明らかになった。イベントではたくさんの情報が発表され、伊藤が「ARGONAVIS from BanG Dream!」について「夢が詰まっている。こんなにドバッと発表されると情報の洪水ですね」と呟く一幕も。それぞれの企画の詳細は、プロジェクトの公式サイトで確認を。

※Fantome Irisのoはサーカムフレックス付きが正式表記。

ARGONAVIS from BanG Dream!

スタッフ

監督:錦織博
シリーズ構成・脚本:毛利亘宏
キャラクター原案:三好輝
アニメーション制作:サンジゲン
製作:ARGONAVIS project.

キャスト

七星蓮:伊藤昌弘
五稜結人:日向大輔
的場航海:前田誠二
桔梗凛生:森嶋秀太
白石万浬:橋本祥平 ほか

※Fantome Irisのoはサーカムフレックス付きが正式表記。

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