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「ドラえもん」“100年後の未来に届ける”全45巻セット愛蔵版が来年発売

藤子・F・不二雄「ドラえもん」の愛蔵版「てんとう虫コミックス『ドラえもん』豪華愛蔵版 全45巻セット“100年ドラえもん”」が小学館より発売される。価格は税込6万6000円を予定。

“100年後の未来に届ける”という意味を込め「100年ドラえもん」と名付けられた同アイテムは、ハードカバーの愛蔵版として刊行。天金・箔押し仕様にて用意され、本文は原画を高画質スキャンした最新版のデータが使用される。書店での予約は2020年2月、発送は9月を予定している。

また12月1日にはてんとう虫コミックス「ドラえもん」第0巻、「絵本まんが はじめてのドラえもん」が発売予定。「ドラえもん」第0巻にはよいこ、幼稚園、小学一年生、小学二年生、小学三年生、小学四年生(いずれも小学館)の6誌に掲載された予告ページや各誌によって描き分けられた6種類の第1話がカラーページの再現とともに収録される。一方の「絵本まんが はじめてのドラえもん」は幼児誌に描かれた作品のみを収録。文字が読めない小さな子供でも絵本感覚で楽しめる1冊となっている。そのほか2月6日には「小説 映画ドラえもん のび太の新恐竜」の文庫版、ジュニア文庫版が発売される。

本日10月30日に小学館で行われた「2019年小学館 新企画発表会」には、藤子・F・不二雄の元チーフアシスタントであり、月刊コロコロコミック(小学館)で「映画ドラえもん のび太の新恐竜」のコミカライズ版を連載中のむぎわらしんたろうが登壇。むぎわらはてんとう虫コミックス版「ドラえもん」の思い出について、「小学生のときに初めて買ってもらったのが『ドラえもん』の10巻。何回もボロボロになるまで読んで、そのあと残りの巻を買い集めた」と笑顔で振り返った。

またむぎわらは藤子プロに入社した際を思い返し、「単行本の39巻が描かれていた頃で。小学校の頃から読んできた『ドラえもん』の単行本の表紙は、どうやって描いて、塗っているんだろうというのをものすごく知りたくて。藤子プロに入って、ようやくこの表紙の絵の着色をお手伝いすることができたときは本当にうれしかったのを覚えています」と回想した。さらにむぎわらは連載中の「映画ドラえもん のび太の新恐竜」のコミカライズ版について「まだ序盤のほうなんですが、これからクライマックスに向けて描いていきます」と意気込んだ。同作の単行本は映画の公開に併せ3月に発売予定。なお「ドラえもん」50周年企画は1月1日からスタートし、2021年9月2日まで展開されていく。