植木金矢が、10月11日午後に老衰のため神奈川県鎌倉市の自宅で死去した。97歳。
1921年11月1日に山形県に生まれた植木は、1945年に挿絵画家としてデビュー。1950~60年代には少年・青年誌で「風雲鞍馬秘帖」などの劇画作品を連載し人気を集めた。近年ではコミック乱、コミック乱ツインズ(ともにリイド社)などで時代劇画を発表しており、昨年12月に「植木金矢 時代劇画傑作選」を上梓している。死去する直前まで執筆を続けており、最新作「茜の空に涙を」が10月28日発売のコミック乱12月号に掲載される予定だ。