3人のリョウと2人の香が集結!仏版「C・H」に神谷明「愛がビンビン伝わってきた」
北条司原作によるフランスの実写映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」の完成披露試写会が、本日10月20日に東京・TOHOシネマズ 日本橋にて開催され、監督と冴羽リョウ役を務めたフィリップ・ラショー、吹替版キャストの山寺宏一、沢城みゆき、神谷明、伊倉一恵が登壇した。
1990年代にTVアニメで「シティーハンター」を知ったというラショーは、本作を日本のファンにお披露目できたことに「子供の頃の夢が叶ったと実感しています」とにっこり。ゲスト声優として参加した神谷と伊倉は「本当に素晴らしい『シティーハンター』に仕上がっている」「最初に映画を観たときは、あまりに面白くて神谷さんと北条司先生にすぐLINEしました!」と口々に本作を賞賛した。
本作で冴羽リョウ役を演じた山寺は「感無量です!」と言いつつも、司会に「プレッシャーがあったのでは?」と問われると、食い気味に「プレッシャーしかないです!」と返答。「(神谷の芝居を)新人の頃から間近で見ていたんですから! ずっと神谷さんに憧れていて。伊倉さんも養成所の先輩ですし……」と心の内を吐露する。神谷は「リョウの声をできるのは山ちゃんしかいないと思っていました」と応じ、「劇場版シティーハンター 」の打ち上げの際、自ら山寺に本作への参加を打診したことを明かす。そして「僕の目に狂いはなかったです! 本当に素晴らしいリョウ、そして香になっていました。我がことのようにうれしかったです」と笑顔を見せた。
香役を務めた沢城は「緊張しないで楽しむことが私の仕事だと思いましたので、女優さんが演じてらっしゃる香を、きちんとお伝えするということに終始したつもりです」と述べつつも、「今日、山寺さんがこんなに緊張しているのを見て、私ももう少し緊張しないとダメだったかな?と反省しました」と苦笑。そんな沢城を“みゆきちざえもん”と呼んだ伊倉は、「歳下なんですけど、とっても尊敬している女優さんなので、間違いないと思いました」と太鼓判を押した。
神谷は「山ちゃんやみんなと話していたんですけども、ラショー監督の“シティーハンター愛”がビンビン伝わって来て、うれしくてうれしくて。本当にありがとうございます!」とラショーへ改めて感謝の気持ちを伝える。ラショーは「私は何かを新しく発明したというわけではありません。北条司さんが生んだ原作とTVアニメに忠実に、ということを考えて映画を作りました」と謙遜。イベントの最後には、100tハンマーを模した木槌での鏡開きが行われた。
「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」は、11月29日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
※冴羽リョウのリョウは、けものへんに「僚」のつくりが正式表記
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