「水は海に向かって流れる」の田島列島を取材したインタビュー記事が、Webサイトのマンバ通信に掲載された。
インタビューは聞き手を伊藤ガビンが務め、「水は海に向かって流れる」の担当編集者を交える形で実施。田島は前作「子供はわかってあげない」はネームをすべて完成させてから執筆に臨んだことで知られており、インタビュアーはその作り方を今作でも踏襲しているのかと尋ねる。田島はそれを否定し「最初『グルメマンガ』って言ってネームを渡したんですよ」と、描き始めた当初は全く違う物語になるはずだったことを明かす。そのほか規格外なマンガの作り方、映画を撮ろうとしていた学生時代のエピソード、「水は海に向かって流れる」は全何巻で終わる予定かなどを聞き、最新作の話題を中心としながら田島の作家性を掘り下げるインタビュー記事になっている。
「水は海に向かって流れる」は進学を機に家を出た高校生男子・直達が、叔父が住むシェアハウスに入居したことから始まる物語。同じ家で暮らすことになった女性・榊さんとの関係を軸に、個性豊かな住人たちとのやり取りが描かれる。別冊少年マガジン(講談社)で連載中。