「ハロー張りネズミ」特別試写会で、瑛太&森田剛「なんでも話せる仲に」

ドラマ「ハロー張りネズミ」特別試写会の様子。

弘兼憲史原作のテレビドラマ「ハロー張りネズミ」の特別試写会が、本日7月10日に東京・東京キネマ倶楽部にて開催された。

ドラマ「ハロー張りネズミ」は、誰も引き受けない面倒な案件ほど担当したがる一風変わった探偵、ハリネズミこと七瀬五郎の活躍を描く物語。舞台挨拶には五郎役の瑛太、ミステリアスな美女・蘭子役の深田恭子、五郎の相棒でグレこと木暮久作役の森田剛(V6)、探偵事務所の所長・風かほる役の山口智子、演出と脚本を務める大根仁が登壇した。

キャスト陣はドラマの衣装で登場。大根は1話を見終わった観客に向かって「初回は人情モノでしたが、来週はサスペンス、次はアクションといろんなジャンルの話が展開してくので3カ月間楽しんで頂けると思います」と語りかける。また瑛太も「万が一、1話を見逃しても大丈夫。2話からでも楽しめます。でも1話から観てほしいということを世に伝えたいです(笑)」と話し、観客の笑いを誘う。

大根とのタッグはドラマ「まほろ駅前番外地」以来となる瑛太は「連続ドラマは3人以上の監督で撮るのが普通なのに、脚本と演出をすべて1人で担当されるのはすごい」とを絶賛。また深田は「台本に“ミステリアスな雰囲気をまとい、ハニーなムードを併せ持つ女性”と書いてあって、『それってどんな女性なんですか?』って訊いたら、『すべて台本に書いてあります。台本というのは、役者へのラブレターだと思っているので、それを受け取ってください』とおっしゃってて」と語る。それを受け、大根が「女優にはラブレターのつもりで書いてますけど、男には『どんなひどい目に合わせてやろうか』と思って書いてます(笑)」と述べると、森田は「俺はラブレターだと思ってますよ(笑)。台本から愛情を感じる」と話し、キャスト陣の大根への信頼の深さを垣間見せた。

一方、山口演じる事務所の所長・かほるは、常にお酒を飲みながら五郎やグレをこき使うという役どころ。「いつも事務所のバーカウンターのところで酒飲んでるだけなんですけど、唯一外に出られたのが、ドラマの後半でヒーローショーをやるエピソードで悪役として参加させていただいて。一生の思い出に残る回になりました」と楽しそうに撮影を振り返る。また“ラブレター”と称された大根の脚本については「むちゃくちゃ愛を感じまくってます。とにかくちょうどいい感じに放し飼いしてくれるんですよ。私に大人の悪ふざけをとことんやせてくれるので。そこにラブを感じてます」と語った。

さらに「共演して印象が変わった人は?」という質問に対し、瑛太は森田の名を挙げる。「最初は結構たじたじしてたんですけど、森田さんの素性を知りたくて、いろいろ会話させていただいて。今はなんでも話せる仲になった。多分、芸能界の中で僕1人だけなんじゃないかな」と、森田と仲良くなったことをうれしそうに語る。すると森田も「なぜか絶対誰にも言えないこととかも話せるんですよ。一緒に住めって言われたら住めそう」と、不思議そうな表情で返す。さらに「剛のことはよく知ってるけど、このシャイな人見知りがこんなに心を開いてるのは初めて見た」と大根が語ると、会場からざわめきのような歓声があがった。

フォトセッション後、再び舞台に登場した瑛太は、第1話で五郎が土下座するシーンを振り返り「人のためにする土下座はありなんじゃないかな」と切り出すと、いきなりひざまずいてドラマの土下座シーンを再現。観客や共演者も驚く中で、「是非、『ハロー張りネズミ』見て下さい!」アピールし、舞台挨拶は幕を閉じた。ドラマ「ハロー張りネズミ」は7月14日22時よりTBS系にてオンエア開始。初回は15分拡大で放送される。

金曜ドラマ「ハロー張りネズミ」

放送日程
2017年7月14日スタート、毎週金曜22:00~22:54

キャスト

七瀬五郎:瑛太
四俵蘭子:深田恭子
木暮久作:森田剛
マスター:中岡創一
萌美:片山萌美
風かほる:山口智子
河合節子:蒼井優
南:リリー・フランキー
川田:伊藤淳史
仲井:吹越満
伊佐川良二:ムロツヨシ
栗田精二:國村隼

スタッフ

製作:オフィスクレッシェンド、TBS
原作:弘兼憲史「ハロー張りネズミ」(講談社「ヤングマガジンKC」所載)
脚本・演出:大根仁
プロデュース:韓哲、市山竜次